1月24日、シンガポールの銀座と呼ばれるオーチャードの中心で、海外では初となる「ファイナルファンタジー」とのコラボレーションカフェがオープン。オープン時の記者会見には、シンガポールのメディアだけでなく、アジア各国のメディアが集まっており、メディア関係者が集まっただけで店内が埋め尽くされ、ファイナルファンタジーが、アジア各国でも注目されていることが見て取れた。
ファイナルファンタジーをテーマとしたカフェは、日本では既に東京・大阪に存在しているが、海外での試みは初めて。シンガポールに3店舗を構える日系カフェレストランWatanabe Coffee(Kitchen511 Pte Ltd)とファイナルファンタジーがコラボレーションした形だ。
オープン初日は、2月からシンガポールでも提供が開始される「DISSIDIA FINAL FANTASY NT」の間プロデューサーと、鯨岡ディレクターが登場し、集まったメディアに対してユーモア溢れるトークセッションで、ゲームの特徴や、カフェのオリジナルメニューなどの紹介を行った。
カフェ内には、実際に「DISSIDIA FINAL FANTASY NT」がプレイできるマシンも3台設置してあり、来店客がゲームを実際にプレイしてもることも可能だ。
海外におけるコンテンツとのコラボレーションカフェとしては、過去にポケモンとコラボレーションしたポケモンカフェも、シンガポールやマレーシアで開催されたが、特にシンガポールのポケモンカフェでは、5時間待ちの長蛇の列ができるほどだった。
今回のファイナルファンタジーカフェも、アジア各国からメディアが集まったことを考えると、日本が持つアニメやゲームのコンテンツの力は、まだまだ海外での存在感も高そうだ。実際、一般公開後のカフェの様子も見に行ったが、満席状態が続いているようだった。
今回、ファイナルファンタジーとコラボレーションを実現させたWatanabe Coffeeのディレクターである藤枝潤氏は、「今回のような形で、アジアに日本のコンテンツを広められることは嬉しいですし、積極的に取り組みたいと思っています。海外に出ている私たちのような企業こそ、日本のコンテンツを海外に発信するべきです。今後もゲームやアニメだけに限らず、地方の特産品など、日本のあらゆる良さをアジアに伝えていきたいですね。」と語った。早速、静岡県の特産品フェアなどの企画も進んでいるとのことだった。