「ミャンマー企業透明性レポート」を発表
イギリスのレスポンシブル・ビジネスセンター(MCRB)は7月20日、2回目の「ミャンマー企業透明性レポート」を発表した。レポートでは、汚職防止プログラム、組織の透明性、人権、健康、安全、環境の詳細について、ミャンマーの大手企業100社のウェブサイトを評価。実際の実績を調査したものではなく、企業が発行した情報に基づいて評価された。
ミャンマー国内でもっとも透明性があると評価された企業は、不動産などを手掛けるサージ・パン・アンド・アソシエイツ(SPA)。銀行や建設業のマックス・ミャンマーが2位、銀行や航空業のカンボーザ・グループ(KBZ)が3位と発表された。
MCRBのヴィッキー・バウマンディレクターは「10~15社は、ウェブサイト上により多くの情報を掲載し、世界標準の透明性に達している。翡翠(ヒスイ)を扱う企業の多くは透明性がない。いくつの鉱区を所有しているか、いつライセンスを取得したか、税金はいくら支払ったかなどの情報を載せていない。100社のうち39社はウェブサイトさえ持っていない」と説明した。同レポートが初めて発表されたのは昨年7月。MCRB は今後、年1回レポートを発表するとしている。