2015年05月31日
2015年5月13日〜16日、バイテック国際貿易展示センターにて、ASEAN最大の機械見本市「INTERMACH-SUBCON タイランド2015」が開催された。世界40ヵ国、約1200社が製造業や商社が最新の工作機械や機械部品などを展示。ミツビシエレクトリックオートメーション、ソディック、トヨダマシナリーなどの大手日系工作機械メーカーほか多数企業が参加し、4日間合計で4万284人が来場した(主催者発表)。
同イベントは、2015年下半期の製造業を占う展示会としても注目され、ソディックの森直樹ダイレクターは「集客は例年と変わらないでしょうが、成約率が高いと思いますね。中身が濃い気がします。興味を持って来ている人が多いのでしょう」と前向きに傾向を分析。KGKエンジニアリングの岡元裕二チェアマンは「集客は大体予想通りです。今は円安などの逆風がありますが、IMVプロジェクト(トヨタの世界戦略車プロジェクト。1プラットフォームから5車種を生産)もあります。今月から車が販売されるので、売れ行きによっては追い風になるかもしれません」と予測した。
また、5月13日にはBOIのヒランヤ長官代行が基調講演を行い、新投資奨励策の概要を発表。業種に応じて優遇が与えられる恩典に加え、国際競争力の向上、地方分散に貢献、経済特区内に立地などに寄与する企業には追加恩典があることも明らかにした。