2015年06月06日
特殊鋼専業メーカーの大同特殊鋼(名古屋市)は27日、自動車トランスミッション用型鍛造部品を主な製造製品とする新会社Daido Steel (Thailand) Co., Ltd.を東部チョンブリー県ピントン工業団地内に設立した。総投資額約30億円の100%出資会社。同社が開発し、今年1月に知多型鍛造工場(愛知県東海市)で稼働したばかりの最新鋭・熱間高速横型鍛造機を設置する。高い精度が要求される型鍛造部品については従来は日本からの輸出で対応してきたが、アセアン域内での需要が増してきたことから現地での生産を開始することにした。型鍛造製品の製造拠点は、日本及び米国に次いで3ヵ国目。2016年3月の稼働開始を予定し、月産能力は1000トン。