2014年05月20日
タイ料理協会のタニワン・クンモンコン会長は「反政府デモによる影響で加盟飲食店で300億バーツの損失となった。銀行は政情不安を理由に融資を渋り、多くの店舗が非合法の金融機関から借金している。その一方で、店舗では人件費削減を進めている」と懸念する。その上で「今後タイ全土で40万店ある飲食店のうち6~7万店で、30%の人件費が削られるだろう」と話した。
アユタヤクルーズの経営者、スラポン・シーヴォラヴィットさんは「食事に来るお客が60〜70%減り、1ヵ月で50〜60万バーツの損失を受けている。特に、ヨーロッパや日本からの観光客が減っている」と嘆いた。また、カオサン通りでレストランを経営するサガー・ルアンラッタナクンさんは「デモ隊がカオサン通り周辺に来てから、観光客が半減した。去年の今の時期は1万人くらいだったが、現在は5000人ほど」とコメントした。
(20日=タイラット)
ニュース提供元:週刊WISE