雨季に入ると、タイ人も食材には気を遣う。この時期、口にすると危険な料理って……。
過ごしやすい乾季が終わり、本格的な夏が到来。この時期になると、タイ人でさえも気にし始めるのが、街中で売られている食材の数々。今回は、タイ人スタッフが警戒する、この時期特に注意したい危険な食べ物ワースト5を紹介する。
第5位は果物。数ある果物の中でもドリアンや龍眼、ジャックフルーツは、タイでは身体を温める果物として知られている。暑い夏は体温を過剰に上昇させ、口内炎や熱病を招く恐れがあるとされている。過去には、ドリアンを食べ過ぎた人が亡くなるという事故も起きているそうだ。逆にマンゴスチンは対照的で、身体を冷やすため、夏におすすめの果物だそう。
第4位は ホイップクリームをのせた飲み物や、甘いお菓子。油分の多いホイップクリームや、 砂糖が多過ぎるお菓子は、夏の強い紫外線を受けて弱りきった肌を刺激しやすく、吹き出ものなどの炎症を起こしてしまうと言われている。つい手を出してしまうデザートも、この時期の摂取は控えめに。
第3位は屋台の惣菜。そのほとんどが朝一に大量に作られたものとされる。炎天下の下、屋外で一日中販売されているので、自ずと菌は増えていく。「その場で火を加えて調理する食べ物なら食べますよ」(タイ人スタッフ談)とのことだが、警戒は必要だ。
第2位はシーフード料理。夏は海中の菌の成長が早く、火を通しても死なない菌があると研究結果でも発表されているそうだ。穫れたてを提供するビーチでも危険とされているので、バンコクではより一層目を光らせないといけない。食欲をそそるスパイシーなタレも含め、お腹を刺激してしまう。
第1位はタイ風サラダ。火を通さないサラダ類は特に気をつけたい。タイの人気料理「ソムタム」もその一つ。青パパイヤやエビなど各食材に菌が増殖しやすいのはもちろん、生のカニ入りなどは特に危険で、下痢などを引き起こしやすい。ソムタム以外も、「ヤムヌア(牛肉と野菜)」や「ヤムウンセン( 春雨とエビ、ひき肉をあえたサラダ)」も生食のため用心が必要だ。
タイ人でも夏は控えめにする食べ物の数々。タイ料理に慣れていない日本人なら、より食事は慎重に選びたいところ。
ニュース提供元:週刊WISE
【タイ】 日本人が知りたいタイの“今” 夏に注意すべき食べ物って?
2014年04月09日