タイ、インドネシア、シンガポール進出のM&Aの実務と法務（外資規制等に焦点を当てて） | アジア全域 ／ 新興国全域進出セミナーならヤッパン号

タイ、インドネシア、シンガポール進出のM&Aの実務と法務（外資規制等に焦点を当てて）

【開催背景】

近年、アジア市場の成長は目覚ましく、日本企業の進出が相次いでいます。一方では激しい競争、複雑な法制、税制といった問題により難しい事業運営を迫られているのもまた事実であります。この度は、多くの皆様のご要望により、外資規制等法律的観点に焦点を当てた、タイ、インドネシア、シンガポールにフォーカスした現地進出のためのクロスボーダーM&A実務セミナーを開催したいと思います。

日本企業のアジア市場への進出に伴い、現地での事業立ち上げや拡大に必要な経営資源を一挙に獲得できる現地企業のM&A（買収・提携・合弁会社設立）はその最も有効な手段です。現地での事業立ち上げや拡大に必要な多様なリソースとは、人材、組織、ネットワーク、権利・免許、ノウハウなど多岐に渡り、これらを一挙に得るためには、現地パートナーの獲得が必要不可欠になります。そのパートナーの発掘も、遠距離・異言語・異文化という環境下において様々な障害が立ちはだかります。さらに、ASEAN各国に関してはそれぞれ体系的に異なる法制度、規制等があるため、戦略的M&Aの実行、スキームの構築、契約の締結等においては各国で異なる法的対応が必要になります。

例えば、本セミナーで取り上げる対象国の1つでもあるインドネシアは、近代国家としての制定法が相当数存在するものの、これを実施する規則が欠けていたり、内容が齟齬する大統領令が法律に優先して運用されていたり、法律を無視した運用がなされているといった実態があり、法律や判例さえ勉強すれば対応できるといった先進国と同じような認識では進出・取引の序盤から苦戦を強いられるおそれがあります。インドネシアを進出先・取引先とする事業の成功のためには、インドネシアの専門知識とサポートが不可欠です。

本セミナーは、上記のような状況を踏まえて、タイ・インドネシア・シンガポール進出を果たすためのロードマップの青図を描けるようになるため、各国の法規制や外資規制の観点に焦点を充てつつ、戦略的クロスボーダーM&Aを行う際の特有の障害や問題点、その解決策を実例を交えながら解説いたします。

本セミナーは、ATAGOフィナンシャルグループのクロスボーダーM&Aを手掛ける㈱アイビージェイ投資銀行部門が、多くの案件で協業する東南アジアの法規制に詳しいベーカー＆マッケンジー法律事務所の栗田弁護士と共同で実施します。



【セミナー概要】

受付：12：45～

■ 第1章　クロスボーダーM&Aにおける戦略的M&Aの必要性
　　㈱アイビージェイ　投資銀行本部　

■ 第2章　クロスボーダーM&Aの実務
　　㈱アイビージェイ　投資銀行本部　
・ M&Aチームの結成の必要性、アドバイザーと弁護士の役割
・ M&Aプロジェクトのプランニング
・ スケジューリング
・ クロスボーダーM&Aの手法とプロセス
・ 各国におけるプロセス実行上の難易度　　

■ 第3章　クロスボーダーM&Aの法務
　　ベーカー＆マッケンジー法律事務所　栗田弁護士
・ M&Aを実行する上で考慮すべき法的留意点
・ 外資規制と各国（タイ、インドネシア、シンガポール）での留意点
・ 会社法規制と各国の留意点
・ デューデリジェンスにおける法的留意点
・ 契約書締結条の留意点
・ 各国別の法的留意点

■ 第4章　クロスボーダーM&Aの事例紹介
　　㈱アイビージェイ　投資銀行本部　/　ベーカー＆マッケンジー法律事務所　栗田弁護士
・ 海外進出事例：クロスボーダーM&Aにおけるプロセスと法規制

※講演者は一部変更になる場合があります。　
※各参加企業様の業種に合わせて提携先企業様について等、掘り下げてお話します。

■名刺交換会　【15時55分～16時】



【対象者】

・現在タイ・インドネシア・シンガポールを含む新興国進出をご検討されている企業様
・具体的進出方法に悩まれている企業様
・既に出資や提携を検討している対象があるが、法規制や外資規制に悩まれている企業様
・これからアジア（新興国）の現地企業と（資本）業務提携したい企業様
・実際に現地法人は設立したものの、その後の事業開発の方法に迷われている企業様
・当セミナーは無料セミナーです。必ず参加の目的をはっきりしていただている参加者様を優先させてい
ただきます。また、同業種及びセミナー参加の目的がはっきりしないと判断した参加者様には、セミナー参加をお断りする場合がございますのでご了承ください。