タイで不動産をお探しの方へ
タイの不動産をお探しの方に、知っておくべきポイントとサポートしてくれる専門家をご紹介する特集ページです。
▼タイで不動産をお探しの方に知っておきたいポイント
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タイでの不動産探しについて
タイ王国で法人設立、駐在員派遣をする場合、その生活の拠点となる住居を手配する必要があります。特にバンコクでは、広い居住可能エリア、多種にわたる不動産種別と価格帯、物件ごとの特徴など多岐にわたるため、お仕事のパフォーマンスを上げ、ストレスを最低限にして、日常生活を快適に過ごすための部屋を選択するのは、バンコクに来たばかりの方には、難しいかもしれません。
バンコクには、日系の不動産紹介会社が多数ありますので、不動産会社を利用することもお勧めですが、その前に、タイ、バンコクでの自分のライフスタイルを考えて、候補となるエリアや物件をイメージすることも大切でしょう。
ここでは、バンコクで賃貸不動産を探す場合に、知っておくポイントと共にバンコク現地不動産事情に詳しい専門家の紹介をさせていただきます。
バンコクの居住エリアについて
バンコクで住居を探す場合には、概ね下記のエリアから選択することになります。
住居のスタイル、部屋の大きさ、サービスの有無、賃料など住居に関わることから、エリアの治安の良し悪し、日常生活の動き、職場や商業地区への行き方、病院の有無、また、お子様がいる場合は、幼稚園や学校への距離や送迎エリアなどを考慮する必要があります。ちなみにバンコク日本人学校は、ラマ9世通りにあり、基本的に全校生徒はバスで通学しています。
下記のエリアには、各種スタイルの住居がありますので、①職場へのアクセス、幼稚園や学校の送迎エリア、②エリアの雰囲気、利便性、③物件の内容の順で検討してみてはいかがでしょうか?
タイの住所の呼び方は、●●通り、ソイ◯◯(番号)(例:スクムビット通りソイ39)やソイ●●(通りの名前)◯◯(番号)(例:ソイスクムビット39)と呼ぶことがありますので、覚えておくと便利です。ソイは、通りに対して小路の意味になります。また、一般に、ソイは通りに対して、奇数側(ソイ1、ソイ3、ソイ5……)と偶数側(ソイ2、ソイ4、ソイ6……)となります。難しいところは、ソイ番号が順番に相対していないことです(例えば、ソイ39に反対側がソイ24とか)。また、ソイには特有の名称がついている所があります(アソーク通り=スクムビット通りソイ21、トンロー通り=スクムビット通りソイ55など)。
下記に、それぞれの地域の特徴を記載します。
① SUKHUMVIT (スクムビット): ASOKE(アソーク)~PROMPHON(プロムポン)~THONLOR(トンロー)~EKKAMAI(エカマイ)
昔から日本人や外国人向けの住居が多くあるエリアです。そのため、多くの日本人向けサービスが揃っています。スクムビット通りと中心にして、平行に伸びるラマ4世通り(南側)、ペブリ通り(北側)に囲まれたエリアです。
アソークは、BTS(高架電車)とMRT(地下鉄)の乗換駅があり、スクムビット通りでは、ビジネスの中心になっています。ソイの北側にはシーナカリン・ウィロード大学もあり、文教の雰囲気を持つ一面もあります。
プロムポンは、BTSプロムポン駅前に大型ショッピングセンター「エムクオーティエ」「エムポリアム」やソイ33/1に日系の「フジスーパー」があり、ソイの北側にも「フジスーパー2号店」があります。日本人居住区の中心といってもいいでしょう。
トンローは、オシャレなお店が多く立ち並ぶ通りですが、ソイの入口には小さな朝市が出たり、托鉢僧がいたり、タイ人庶民の生活を垣間見ることのできるエリアです。
エカマイは、駅前にマックスバリュー・スーパーマーケットが入る大型ショッピングセンター「ゲートウェイ」があります。タイ人の多く住む中に外国人向けの住居が建っている感じです。
このエリアが、基本的な日本人学校の送迎エリアになりますので、日本人学校に通学するお子様をお持ちの方は、このエリアが候補地になります。
②SUKHUMVIT(スクムビット):NANA(ナナ)、PHRAKANONG(プラカノン)~ON NUT(オンヌット)
ナナは、タイ語で国際的という意味を持ちますが、アラブ人街やアフリカの方が多く集まるエリアになります。このエリアの上記①の西側になりますが、その中でもアソーク寄りには、大き目の部屋がある高層コンドやマンションがあります。
プラカノンは、昨今、駅前からソイの中まで、高層、低層の新築コンドが建てられ大きく様相を変えた町です。また、高速道路の乗り口があるので、モーターウェイで工場に通勤する方には、便利かもしれません。
オンヌットは、BTSが延線される前まで終点の駅でした。今では、BTSオンヌット駅周辺とオンヌット通り(スクムビットソイ77)とスクムビット50は、高層コンドが立ち並ぶ街になっています。駅前にテスコ・ロータスのハイパーマートがあり、日常生活もしやすいエリアです。
プラカノンとオンヌット、あるいはここからバンナー方面へ伸びるBTS沿線は、比較的家賃の安いコンドやアパートがあります。
③PLOENCHIT(プルンチット)、CHIDROM(チッドロム)、RATCHADAMRI(ラチャダムリ)
プルンチットとチッドロムは、それぞれルアムルディ―通りとウィッタユ通り、ランスワン通りとラチャダムリ通りがあるエリアです。 バンコクの中心地に近く、華やかな雰囲気やオシャレな雰囲気を持つ街で、また、アメリカ大使館、イギリス大使館をはじめとした多くの大使館が集まる地域です。 このエリアには、五つ星ホテルや高級コンドが立ち並び、バンコクの中でもオシャレなエリアとして、人が集まっています。
④SILOM(シーロム)、SATHORN(サトーン)
ラマ4世通りからチャオプラヤ川まで続く、シーロム通りとサトーン通り。オフィスがこのエリアにある方も多いかもしれません。ご自身のライフスタイルとワークスタイルを考えて、ちょうどいいと感じる方もいらっしゃると思います。BTSが走っていますが、このエリアは、車の渋滞が日常ですので、ご留意ください。
⑤RAMA9(ラマ9)、LADPRAO(ラップラオ)、RATCHADAPISEK(ラチャダピセック)
スクムビットから離れた場所でもいいという方は、ラマ9世通り、ラップラオ通り、ラムカムヘン通り、など、地下鉄が走る北側のエリアもあります。地下鉄沿線ということで、コンドの建設ラッシュがあり、各駅付近に高層コンドが建ちました。ほとんどがタイ大手デベロッパーの建築ですので、セキュリティーやお部屋も十分なものです。
⑥THONBURI(トンブリ)
サトーン通りのタクシン橋を越えたエリアは、昔のトンブリ王朝があったエリアです。BTSの延線により通勤の便が良くなったこともあり、駅近くあるいは川沿いに高層コンドができています。メナムの流れを見て生活するのも粋かもしれません。
⑦RAMA3(ラマ3)
バンコクの地図を見て、メナム川が大きく円を描くように蛇行していますが、その川に沿うようにあるのがラマ3世通りです。ここからメナム川を越える橋ができ、利便性が向上したこともあり、このエリアにも高層コンドができています。市内から若干離れていますが、BRT(専用レーンを持つバス)もあります。
タイ不動産の種類と家賃相場について
まず、タイにおける不動産の種類は下記のようなものがあります。
不動産の種類 |
特徴 |
コンドミニアム |
タイでのコンドミニアムは、高層、低層を含め、各部屋のオーナーが違う所有形態の集合住宅です。 規模(部屋数)、部屋の大きさ、部屋数、賃料も様々ですが、中でも内装や備品は、オーナーごとによって異なります。同じ建物、同じタイプの部屋でも、内装も違えば、賃料もことなることがあります。 一般に、高級コンドは、プールやフィットネスがついている所が多いです。 |
マンション |
集合住宅ですが、ワン(1)オーナー物件です。基本的に内装や設備は同じで、中にはオーナーが住んでいる物件もあります。メンテナンスがしっかりしている所が多く、設備に関する問題があっても、比較的早く対応してくれます。高級物件になります。 |
アパート |
マンション同様、ワン(1)オーナーの集合住宅ですが、お部屋はあまり広くなく、設備も最低限。その代わり家賃が安く、数ヵ月単位でも借りることができる物件です。 |
戸建て |
タイの戸建ては、多くは住宅地(ムーバーン)の中にあります。日本人が住むようなムーバーンには、入口に警備員やゲートがあり、部外者が簡単に入れないようになっています。一軒家、タウンハウス(長屋タイプ)などの種類がありますが、多くは、3ベッドルーム、3バスルームになっています。 |
サービスアパートメント |
上記のマンションに、リネン交換、部屋の清掃、衣類の洗濯などのサービスがついたものです。中には朝食サービスのあるところもあります。通常の賃料に加え、上記サービス料が含まれますので、全体として高価格の設定になります。 |
上記のように住宅の種類があり、部屋の広さ、調度品、備品、サービス、そして、場所によって、家賃相場は大きく変わります。特にコンドは、オーナーによって価格と設備が千差万別ですので、同じ建物の中でも、違う部屋がないのか、聞いてみることも大切です。できれば、2、3部屋を見て、比較検討することをお勧めします。
郊外のアパート5000バーツ~プロンポン付近の高級サービスアパート15万バーツ超まで、選択肢はたくさんありますので、目移りしてしまいますが、まずは、ご自身のライフ&ワークスタイルをイメージして、住むのは1年間のつもりで、決めてしまうのもいいかと思います。不動産は生き物ですので、いいなぁと思った物件は、次の機会にはもうないことも多々あります。中には、捨て金になるかもしれませんが、予約金を入れてキープしてくれる物件もあります。
駐在前にバンコクへの出張ができる場合は、土地勘を持てるように動くこと(例えば、ホテルのエリアを変えるとか休日に歩き回るとか)、あるいは駐在初期はホテル滞在させてもらい、その間に探し回るなどするといい物件にあたるかもしれません。
日本の不動産仲介サービスとの違いについて
タイでは、契約の際に、敷金(デポジット、DEPOSIT)と前家賃1ヵ月を支払います。敷金は一般に2ヵ月となっているところが多いです。不動産会社に支払う日本でいう礼金は、家主が支払うようになっていますので、その点では借りやすさがあります。日系の不動産仲介サービス会社には、デベロッパーと契約をしていて、得意な物件を持っているところもあります。
契約期間前の解約の際には、デポジットが返金されません。また、部屋の備品や内装を棄損した場合には、追加の請求がある場合がありますので、備品は大切に扱うようにしましょう。ただ、デポジットが返金されないことを承知できれば、契約期間前に部屋をでることもできますので、あまりにひどい場合は、部屋を変えることも考えましょう。
ご自身で探すよりも、不動産紹介会社を通した方が簡単かもしれませんが、自分の生活する街になりますので、是非、ご自身で歩いてエリア選定をしてみてください。
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