シンガポールで不動産をお探しの方へ
シンガポールの不動産をお探しの方に、知っておくべきポイントとサポートしてくれる専門家をご紹介する特集ページです。
▼シンガポールで不動産を探すため知っておきたいポイント
▼シンガポールでの不動産について相談先を見つける
シンガポールでの不動産探しについて
シンガポール法人設立に伴う人事異動や既にシンガポール滞在中における転居などに伴い、住まいとなる不動産を探すタイミングというのは、新しい住居への期待や不安などを楽しめる余裕があればよいですが、実際問題としてはあまり時間的余裕がない中での不動産探しになってしまう傾向が強く、時間的なプレッシャーと合わせて、多くの面倒な手続きや交渉が必要になってしまい大変です。
個人で住居を探してオーナーと交渉もできるようなシンガポール滞在の長期経験者であれば問題ないかもしれませんが、実際にはあまり経験がない状態で住居を短期間に探さなければいけない人が大多数を占めるのが現状です。
シンガポールの居住エリアについて
シンガポールで住居を探す場合には概ね下記のエリアから選択をすることになります。当然、賃料だけの問題ではなく治安や日々の生活への導線、子供がいる場合の学校への距離や空きの有無、職場や都心部へのアクセスなど同時にチェック・検討をすべき点は非常に多いことは留意する必要があります。
①Raffles Place(ラッフルズプレイス)・Tanjong Pagar(タンジョンパガー)
セントラルビジネスディストリクト(CBD)と呼ばれるエリア。多くの日系企業が集まるビジネスの中心地で、この地にオフィスを構える日系企業が非常に多いため、交通の便を考えてこの地域に居住を希望する日本人も多いです。
一般的には「金融街」と呼ばれていますが、あくまでもビジネスエリアであり高層ビルが立ち並び昼間はビジネスマンが忙しなく行き来しています。
②Robertson Quay(ロバートソンキー)
ロバートソンキーにはアルカフ橋と呼ばれるカラフルな橋が架かっており夜はライトアップされる観光地です。各国の駐在員が多く居住しているエリアとして知られており高級コンドミニアムがたくさんあります。
シンガポールの川沿いにある繁華街としてもっとも上流に位置しており、優雅な雰囲気も手伝って高級感あふれるエリアとして人気があります。シンガポール在住の日本人に人気がある明治屋もこのエリアです。
③Orchard(オーチャード)・Somerset(サマセット)・Dhoby Ghaut(ドビーゴート)・River Valley(リバー・バレー)
ドビーゴート~サマセット~オーチャードと駅が直線で結ばれているこのエリアは高級ブランドの路面店やショッピングモールが立ち並ぶエリア。駅をつなぐ直線と平行する形で存在するエリアはリバーバレーと呼ばれ以前から多くの日本人が住んでいるエリアで人気も高いです。日系のデパートや日本の本や雑誌を扱う紀伊国屋もあります。
生活していく上でお世話になる日系のクリニック、日系の学校や塾などもこのエリアに集まっているため日本人にとっては非常に利便性が高く人気も高いエリアであるのと同時に賃料ももっとも高いエリアです。
④Newton(ニュートン)・Novena(ノベナ)
オーチャードから別の路線で一本でつながっているのがニュートンやノベナのエリアです。リバーバレー周辺の賃料がどんどん高くなっていった時期と合わせて人気が高まってきた経緯もあります。賃料をなるべく抑えつつもオーチャード近辺へのアクセスがほしい人には有力な選択肢の一つになるのではないでしょうか。
⑤Tiong Bahru(ティオンバル)・Red Hill(レッドヒル)・Queenstown(クイーンズタウン)
グリーンラインで結ばれた近代化の象徴のようなシンガポールの中では異質な雰囲気を出しているのがティオンバルなどのエリアです。イメージとしてはニューヨークのSOHO地区のように、おしゃれな雰囲気を醸し出しているエリアで、古い建物とモダンなイメージ作りが多くの人々を引き付けているエリアと言われてます。
⑥Clementi(クレメンティ)・Westcoast(ウエストコースト)・East Coast(イーストコースト)
駅や都心部から距離があるものの、賃料が中心部と比較すればだいぶ割安になるエリア。地上に落ち着いた雰囲気の場所が多いが、場所によっては人通りも少ないエリアもあります。
シンガポール不動産の種類と家賃相場について
シンガポールの賃貸物件はほとんどが分譲住宅です。地域や場所、階層によって金額が異なります。目安としては、下記のとおりです。
コンドミニアム(Condominium) |
コンドミニアムの規模やサイズ、もちろん賃料などによって設備に大きな違いがありますが、一般的な日本人の感覚からすると「高級マンション」というカテゴリーに入る施設が多い印象。 |
戸建て(House) |
Bungalow(バンガロー)、Good Class Bungalow(GCB)、Semi Detached House(セミデタッチハウス)、Terrace House(テラスハウス)、Cluster House(クラスターハウス)など、規模や広さ、その他付随する施設によってその種類は多岐にわたります。 |
サービスアパートメント(Service Apartment) |
基本的には、コンドミニアムにホテルのようなサービスが付与されている認識で問題なく、その分コンドミニアムよりもさらに賃料が高くなる傾向があります。 |
HDB(Housing & Development Board) |
シンガポール人の実に85%程度がHDBに住んでいるといわれています。オーナーと直接交渉をすれば住居も可能ではあるのですが、あまり一般的ではありません。 |
※補足
これらの住宅の種類に対して、それぞれ広さや場所によって大きく相場が変わってきます。郊外の小さいコンドミニアム3000S$~オーチャード近辺の高級サービスアパートメント10,000S$超え等、選択肢にリンクする相場と合わせて、時期的な要素や不動産市場の要素なども変動要素が非常に多岐にわたってしまうのが現実です。
まずは希望条件を整理して、不動産仲介サービスを利用するのが一番堅実で安全といえるかもしれません。
日本の不動産仲介サービスとの違いについて
基本的なビジネス構造が異なり、ある程度の規模がある法人としてビジネスを行っている日本の不動産仲介サービスに対して、とてもたくさんの個人事業主が不動産仲介エージェントとして活動しているシンガポールがあります。
また一度契約をしても違約金を払えば中途解約が出来る日本と異なり、契約書で取り決めが行われた期間はいかなる理由があっても借り手側から契約を解除することはできませんことがベースになります。とはいえ、住宅の場合には契約書に中途解約時の特記事項が適用される場合が多いとは思うものの、それすらも契約書をしっかりとチェックできている前提がないと特記事項の有無すらも知らない方も多いかもしれません。
貸手側に立つエージェントがおり、借り手側に立つエージェントがいるという状況において、もろもろの交渉はエージェント間で行われると考えたほうが良く、契約上における注意点やチェックポイントなどについても専門知識がない中で自分自身で行う場合のリスクを勘案すると、手数料が必要にはなるもののやはり不動産仲介エージェントに依頼をするのが最も安心できるといえます。
監修:株式会社エイブル
シンガポールの不動産の一覧です。
チェックを入れたオフィスに一括お問い合わせすることが出来ます
シンガポール関連特集ページ