フィリピンの人材紹介会社まとめ | 日本企業の海外進出支援サイト ヤッパン号


フィリピンで人材紹介をお考えの方へ

フィリピンで人材紹介をお考えの方に、知っておくべきポイントとサポートしてくれる専門家をご紹介する特集ページです。

掲載情報については2015年12月31日時点における情報に基づいて、ヤッパン号編集部で作成したものです。ただし、その掲載情報の真実性、合法性、安全性、適切性、有用性について弊社(ISHIN SG PTE. LTD.)は何ら保証しないことをご了承ください。直接、専門家の方々にお尋ねすることをお勧めいたします。くれぐれも慎重にご判断ください。

フィリピンで人材紹介するために知っておきたいポイント

フィリピンにおける人材の現地採用について

フィリピン現地での人材雇用を行う場合、フィリピンの労働法に関する最低限の知識とフィリピンの文化をよく知る必要があります。特にフィリピン文化は雇用後に強く影響してきますのでよく学んだほうが良いと考えます。

現地採用での注意すべきポイントは、主に以下の3点となります。

1.フィリピンの人材紹介会社の活用ポイント

2. フィリピンの労働時間・残業割増賃金について

3.フィリピンの雇用契約について

4.フィリピン人を採用する際に押さえておきたいポイント

▲目次に戻る

フィリピンの人材紹介会社の活用のポイント

フィリピンで人材を初めて採用する場合、現地にコネクションなどなければ、人材紹介会社の活用は欠かせません。フィリピンにも複数の人材紹介会社がある中で、人材紹介会社を選定するポイントについて以下に記載しております。

1:得意な職種(ポジション)・得意な業界はどこか?
人材紹介会社によって、得意な職種(ポジション)や業界など、対応できる領域が異なります。例えば、職種(ポジション)でいうと、営業、事務職(経理・総務・人事など)、マネージャー職、日本語通訳者、秘書、ITエンジニア職、製造業技術職、現地採用日本人など様々な職種・ポジションがあります。また、業界でいうと、製造業、物流業、商社・販社、サービス業、コンサルティング業、IT関連、金融など様々な業界があります。それゆえ、それぞれの人材紹介がどこの領域が得意かを把握しておくことが重要です。

2:実績
上記で記載した通り、様々な職種・ポジションがある中で、人材紹介会社によって、得意領域が異なります。人材紹介会社を選定する上で実績を確認することが重要です。例えば、自社が採用したい職種・ポジションについて、サービス利用を検討している人材紹介会社が、過去にどれだけ、採用支援実績があるか、どれぐらいの人材のストックを持っているかなどを実績や人材ストックを聞いてみると良いでしょう。

3:営業担当者の重要性
会社による違いだけでなく、担当者がどれだけ熱心に動いてくれるかも重要なポイントになります。担当者が求人内容を正しく理解し、案件の特徴や魅力を求職者に届けなければ、多くの求人情報の中に埋もれてしまいます。担当者によって、採用できる人材の質が変わることも少なくありません。良い営業担当者と巡り合うために、複数の人材紹介会社へ相談してみてもいいかもしれません。

4:手数料
人材紹介会社は、多くの場合、成功報酬モデルとなります。人材紹介会社における成功報酬モデルとは、人材採用が決まるまでは、手数料が発生しないということになります。そして、通常、手数料の計算は、採用した人材の年収の一定の%を設定していることが多く、手数料が人材紹介会社によって異なります。手数料も人材紹介会社を選ぶ上での判断基準となります。

▲目次に戻る

フィリピンの労働時間・残業割増賃金について

フィリピンに限らず、海外でビジネスを開始する際は、法律遵守が求められます。とくに労働法についての理解は必須となります。労働法の中でも最も基本的な法定労働時間と残業割増賃金について記載します。

【法定労働時間について】

フィリピンの1日の法定労働時間は、日本と同様8時間ですが、週の法定労働時間が48時間となります(日本は週40時間)。単純計算ですと、「1日8時間 × 週5日=40時間」 となります。そのため、「1日8時間 × 週6日」 で勤務させることも法律上可能となっております。

ただし、首都圏で働くホワイトカラーなどは、土日休みになっていることが多く、週6出社での採用は難しくなってきております。一方、首都圏近郊の製造業においては、土曜日出社にしているところも一定数存在します。

【残業割増賃金について】

一般的にフィリピン人は、業務時間終了後、直ちに帰宅することが多いです。それゆえ、残業ということがあまり一般的ではありません。それゆえ、会社の都合で残業を強いる場合は、必ず、割増賃金を支払う必要があります。具体的には以下のような割増賃金が法律で規定されております。

・平日残業:通常賃金の1.25倍

・休日出社:通常賃金の1.3倍

・深夜残業(22時〜6時):通常賃金の1.375倍

・祝日出社:通常賃金の2倍 

▲目次に戻る

フィリピンの雇用契約について

雇用契約については、こちらも海外と日本では大きく違うことを理解して、雇用契約書を作成する必要があります。特に注意が必要なのは、試用期間に関してと、解雇に関する理解が必要となります。

【試用期間について】

フィリピンでは正社員になる前に試用期間の雇用が6か月間と定められております。入社後の6か月で正規採用するか否かを見極める必要があります。試用期間6か月内は、仕事の能力が基準に満たないなど、正当な理由を言い渡して、試用期間で契約を解除することが可能です。それゆえ、6ヶ月の試用期間で、世紀採用するかどうかを見極める必要があります。

【解雇について】

正社員になった後は、会社側から一方的に解雇することは困難となります。
ただし、どうしても解雇を希望する場合は、労働法の範囲内で、解雇プロセスを経ることができます。具体的には、会社が口頭・書面での就業規則違反の警告を繰り返ししているにも関わらず、従業員が繰り返し、違反を繰り返す場合は、解雇プロセスに進めることが可能です。ここで重要な点としては、①フィリピンの労働法の範囲内であること、②就業規則に明確に何が違反であるかが明記されていること、③違反した場合はどのようなプロセスを経て、解雇になるのかが明記されていることが重要になります。

このようなプロセスを減れば、制度上は解雇が可能となります。ただし、裁判になった際は、結果が従業員側に有利に働く可能性があり、一定のリスクは残ります。このような事象が発生した際は、トラブルを回避するためには、弁護士に相談して進めることが重要になります。

▲目次に戻る

フィリピン人の採用する際に押さえておきたいポイント

フィリピン人と日本人では当然、考え方・価値観が異なります。そこで、簡単に箇条書きで、抑えるべき点をまとめてみました。

 

【ポイント①:転職に関する意識の違い】

日本でも近年は若者を中心に転職が盛んになりつつありますが、フィリピンではより活発に転職をすることが多いです。具体的には、2・3年ほどで転職を繰り返し、その度に給与やポジションを上げていきます。一般的に転職回数は多いですが、全ての方が転職を繰り返すのではなく、転職ベースに人材を分類すると以下のようになります。

1,良い会社であれば、長く勤務する人材

2,2・3年のスパンで一定の軸を持って、転職をし、自らのキャリアを確実に積み上げる人材

3,数ヶ月〜2年ぐらいで、一貫性のない転職を繰り返す人材

1については、会社への帰属意識が強く、会社でコアとなる人材となります。フィリピンは一般的には多いですが、転職は、新しく人間関係を作り直したり、再度、試用期間6ヶ月を経るなど、リスクがあるので、良い会社であれば、フィリピン人も長く勤務したいというのが本音です。良い会社とは、個人が成長でき、給与が上がる会社を指します。

2については、自ら目指しているキャリアゴールがあり、そこを目指して、キャリア・給与を上げていく人材となります。転職に一貫性があり、向上心も高く、即戦力になることが多いです。ただし、現在の勤務先よりも、良いチャンス・待遇によって、転職する可能性が高い人材でもあります。

3については、一貫性なく、転職を繰り返す人材となります。いわゆるジョブホッパーと言われる人材であり、できることなら、採用は避けるべきです。ジョブホッパーかどうかの判断基準は、1社で2年続かない、キャリアに一貫性がないから判断できます。

 

【ポイント②:仕事よりも家族が大切】

フィリピン人は家族を大切にすることが一般的であり、仕事よりも家族を優先する傾向があります。一方、日本人の価値観では、仕事へのコミットメントや責任感が強く、家族とのバランスを重視する傾向があります。この違いは文化や社会の影響によるものであり、採用時に理解しておくことが重要です。フィリピン人の採用においては、ワークライフバランスを尊重し、柔軟な勤務体制や家族への配慮を提供することが重要となります。コラの特徴を活かして、コミュニケーションやチームワークを重視し、フィリピン人の協力的な性格や創造性を活かす環境を整えることが成功の鍵となります。

【ポイント③:仕事内容・諸条件を書面で明記にする】

フィリピン人と日本人の仕事の価値観は異なります。日本人同士では息を合わせることができますが、フィリピン人にはそれが当然には通じません。だからこそ、採用時には仕事内容や諸条件(給与、福利厚生など)を明確に書面で示す必要があります。明確な仕事内容の明示によって、その仕事を遂行する義務が生じます。一方で、明示されていない仕事には消極的な傾向があります。そのため、採用時には求める職種やその仕事内容、組織形態や必要なポジションなどを明確に洗い出し、文書化することで、後から予期せぬトラブルを避けることができます。フィリピン人は自身の担当範囲外の仕事を積極的に行うことは少ないため、組織デザインが非常に重要になります。自社に必要な職種や仕事内容、実行に必要な組織形態やポジションを明確し、事前に組織デザインをしておくことが肝要です。

▲目次に戻る

フィリピンでの給与水準(月給)とは?

各職種レベル別の給与について表にまとめました。参考にしていただければ幸いです。

職種 タイトル 経験年数 フィリピン人
※1ペソ:2.4円
営業系 営業スタッフ 1-3年 2万ペソ~4万ペソ
営業チームリーダー 4-8年 3万ペソ~6万ペソ
営業マネージャー 8年~ 5万ペソ~10万ペソ以上
経理 経理スタッフ 1-3年 2万ペソ~4万ペソ
経理チームリーダー 4-8年 4万ペソ~6万ペソ
経理マネージャー 8年~ 6万ペソ~12万ペソ以上
日本語人材 日本語1級レベル 3年程度 8万ペソ~13万ペソ以上
職種にもよる
日本語2級レベル 3年程度 6万ペソ~10万ペソ以上
職種にもよる
日本語3級レベル 3年程度 4万ペソ~7万ペソ以上
職種にもよる

・フィリピンの日本語スピーカー事情
フィリピン人は、英語が堪能です。よって、給与が日本と比べて同程度の中東や欧米での働き口が多くあるため、他のアジアに比べて日本語スピーカーの数が少ないという現状があります。 また、日本語が話せる人材の給与は、1.3~1.5倍程度に上がります。

記事監修 RCXリクルートメント.

▲目次に戻る

フィリピンの人材紹介会社一覧

フィリピンの人材紹介の一覧です。
チェックを入れた人材紹介会社に一括お問い合わせすることが出来ます

  • RCXリクルートメント / RCX Recruitment Inc.

    フィリピン進出時から人材面をトータルサポート
    フィリピンのマカティに拠点を構える人材採用コンサルティング会社(Reeracoen Philippinesより社名変更)です。ローカルスタッフから幹部候補まで幅広い人材をご紹介しております。中でもフィリピン進出をご検討されている段階の企業様に対する採用支援・人材面のトータルサポートを得意としており、会社設立時から事業フェーズに合わせ、お客様の事業発展を継続的にサポートさせていただいております。
    紹介人材国籍フィリピン人、日本人、その他 日本拠点東京
    得意な業種全業種 従業員数40名
    得意な職種日本語スピーカー・経理・事務・人事・営業・エンジニア・カスタマーサポート・通訳&翻訳 オフィス立地マカティ市内
    住所41st Floor, G.T. International Tower, 6813 Ayala Avenue, H.V. Dela Costa, Street, Makati City, 1200 the Philippines

  • K-NET株式会社

    フィリピンで20年を超える会社経営のノウハウで現地法人設立、経営、採用をサポート
    私たちK-NET株式会社は2002年から20年のフィリピンでの会社経営のノウハウを用いて皆様のフィリピン進出を経営、人材採用、労務管理などの点からご支援いたします。また、新規進出のご支援はもちろん、すでに進出済みの企業様に対する更なるご支援、あるいは日本でのフィリピン人材の採用・雇用のご支援などもお任せください。フィリピン進出をご検討中の皆様は、まずはお気軽にご相談ください。
    紹介人材国籍フィリピン人、日本人 日本拠点東京
    得意な業種全業種 従業員数50名
    得意な職種全職種に対応 オフィス立地マカティ市内
    住所UP-Ayala Technopark CP Garcia cor. Katipunan Avenue Diliman, Quezon City, Philippines

  • アイキューブグループ / iCube Group

    フィリピン進出や事業展開に必要なあらゆるニーズをワンストップで提供
    フィリピンで事業展開される中堅~大手企業様に対して、コンサルティング・税務会計・不動産・人材紹介の4部門における総合サポートを展開しています。2000年の創業から15年、日本人会計士の支援会社で一番の老舗として、200社を超える日系企業様のフィリピン事業に携わらせて頂きました。「15年で蓄積された実績・実例」や「常にアップデートし続ける最新情報」を軸に、お客様1社1社様のフィリピン事業を徹底的に支援しています。
    紹介人材国籍フィリピン人、日本人 日本拠点東京
    得意な業種全業種 従業員数日本人10名 / フィリピン人40名
    得意な職種全職種に対応 オフィス立地マカティ市
    住所7th Floor Maripola Bldg. 109 Perea St., Legaspi Village, Makati City, Philippines

    会社名 ※必須

    役職

    お名前 ※必須

    E-MAIL ※必須

    電話番号 ※必須

    会社サイトURL

    相談内容

    ご自由に記入ください

    ※文字数に制限はございません

    メールマガジン配信 ※必須

    希望する希望しない
    ※海外進出お役立ち情報【ヤッパン号メルマガ】をお届けします。

    入力確認 ※必須

    フィリピンの人材紹介会社一覧

    ENRISE GLOBAL INC.

    フィリピンのプロフェッショナル
    代表者:吾郷 克洋

    【フィリピン / 会社設立・会計税務・オフィス提供】
    フィリピンで雇用代行、会社設立、会計税務、オフィス提供までトータルサポート

    弊社は、IT企業グループであるエンライズグループのフィリピン拠点として2020年に設立されました。 フィリピンでの事業経験が豊富な日本人コンサルタント2名を中心に会計士や弁護士とチームを組成し、GEO(雇用代行)や会社設立、設立後の財務、税務、…続きを読む


    ページ上部へ

    アイキューブグループ / iCube Group

    フィリピンのプロフェッショナル
    代表者:坂本直弥

    【フィリピン / 会社設立・コンサルティング】
    フィリピン進出や事業展開に必要なあらゆるニーズをワンストップで提供

    私たちはアイキューブグループは、フィリピンで事業展開される中堅~大手企業様に対して、コンサルティング・税務会計・不動産・人材紹介の4部門における総合サポートを展開しております。2000年の創業から15年、日本人会計士の支援会社で一番の老舗として、20…続きを読む


    ページ上部へ

    RCXリクルートメント / Reeracoen Philippinesより社名変更

    フィリピンのプロフェッショナル
    代表者:嶋 航

    【マカティ (フィリピン) / 人材紹介】
    フィリピン会社設立時に必要な人材採用はお任せください!

    RCX Recruitment Inc.(Reeracoen Philippinesより社名変更)は、フィリピンの中心部であるマカティに拠点を構える人材紹介会社です。 ローカルスタッフから幹部候補まで幅広い人材をご紹介しております。中でも特にフィリ…続きを読む


    ページ上部へ

    フィリピンの人材紹介の専門家 株式会社サガスコンサルティング,SAGASS Consulting…続きを読む


    ページ上部へ

    フィリピンの医療求人の専門家 SMS PHILIPPINES HEALTHCARE SOLUTIONS INC.…続きを読む


    ページ上部へ

    フィリピンの人材紹介の専門家 IMES GLOBAL INC…続きを読む


    ページ上部へ
    海外で会社(法人)を設立する方法

    専門家の無料紹介

    1000社以上の専門家からご紹介

    専門家を自分で探すなら

    相談する専門家に迷うなら


    海外視察ツアー
    海外ビジネスセミナー
    海外進出支援の専門家
    海外進出Q&A
    ページ上部へ
    海外視察ツアー
    海外ビジネスセミナー
    海外進出支援の専門家
    海外進出Q&A
    海外ビジネスニュース
    海外進出企業インタビュー
    運営会社
    運営方針
    利用規約
    プライバシーポリシー
    商標について
    特定商取引法に基づく記載
    外部送信ポリシー
    ご解約はこちら
    イシングループの
    メディアリンク