マレーシアで不動産をお探しの方へ
マレーシアの不動産をお探しの方に、知っておくべきポイントとサポートしてくれる専門家をご紹介する特集ページです。
▼マレーシアで不動産を見つけるためのポイント
▼マレーシアでの不動産について相談先を見つける
マレーシアの不動産事情
マレーシアへの長期出張、マレーシア法人設立に伴う人事異動または、MM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム・プログラム)による一時的な移住などに伴い、住まいとなる不動産を探す必要が生じた場合、新しい国や環境、居住地への期待もありますが、住居への期待や不安などを抱えながらも、実際問題としては、あまり時間的余裕がない中での不動産探しをどう進めたら良いのかを心配するのが普通です。それは、差し迫る時間的なプレッシャーと合わせて、多くの面倒な手続きや交渉が必要になることになります。これは、「既にマレーシア滞在中」における転居の場合も、時間的な余裕は有っても、手続きの進め方は同様です。
個人で住居を探して所有者(大家)と交渉もできるようなマレーシア滞在の長期経験者であれば問題ないかもしれませんが、実際には、初めての渡航や、最初の海外赴任であったり、あまり経験がない状態で、現地での生活スタイルに合った住居を短期間に探さなければならない人が大多数を占めるのが現状です。
ここではマレーシアで賃貸不動産を探す場合に押さえておくべきポイントと共にマレーシア現地不動産事情に詳しい専門家の紹介をさせていただきます。
マレーシアの居住エリアについて
近代都市、田舎、山、海等の全てがあるマレーシアで、基本的には、全国どこでも、居住することは、可能ですが、日本人が就業、通勤、通学の目的で住居を探す場合には概ね下記のエリアから選択をするのが普通です。当然、賃料だけの問題ではなく治安や日々の生活への導線、買い物の利便性、子供がいる場合の学校への距離や部屋の空きの有無ばかりでなく、通学バスの経路、職場や都心部へのアクセスなど、同時にチェック・検討をすべき点は非常に多いことに留意する必要があります。
①KLCC(クアラ・ルンプール・シティ・センター)
多くの日系企業が集まるビジネス街の中心地であり、この界隈には、日本人医師配置のクリニックや日系のデパートや日本食レストランや日系の大型書店があるだけでなく、多くの企業の本社、金融機関が集中しています。オフィス用の高層ビルが立ち並び昼間はビジネスマンが忙しく行き来していますが、同時に、多くの高級コンドミニアムが隣接して完成しています。
②SriHartamas(スリハルタマス)地区
KL(クアラルンプール)の郊外、新王宮の裏手に位置する、一戸建ての高級住宅と高級コンドミニアムがあり、日本料理レストランを含むショッピングセンターが隣接しています。
③Mont Kiara(モントキアラ)地区
スリハルタマス地区の反対側に広がる中級、高級コンドミニアム群が集中する地区です。日本人を含む外国人が多く住むため、異なる2つのインターナショナルスクールが数百メートルの距離を隔てて運営されています。日本人も多く居住しているため、日本人学校の通学バスが特定のコンドミニアム付近に停車します。
日本の食料品や日本の本や雑誌を扱う販売店もあります。また、生活していく上で必要なクリニック、日系の塾などもこのエリアに集まっているため日本人にとっては非常に利便性が高く人気も高いエリアであるのに賃料には、選択の幅があるエリアです。
④SAUJANA(サウジャナ)地区
この地区には、日本人学校があるため、通学のために居住する日本人は、SAUJANA VILLA CONDOMINIUMに集中しています。近隣には、 サウジャナ・ゴルフ・カントリー・クラブ、スバン空港等があります。
クアラルンプールとその近郊は、KLセントラル駅を中心に、南北にKTMコミュータ、他にもMRT(軽便鉄道)が2路線とモノレールが1路線、開通しており、これらの沿線に住めば、車の使用を少なくするメリットがあります。郊外に住んで毎日、自然環境を味わうことも出来ますが、通勤通学に車を使う場合は、その時間帯の渋滞を考慮して出発時間の調整が必要です。
⑤ジョホールバル
ジョホールバルとその近郊は、イスカンダル地区の名称で大々的な開発が進行中であり、将来は、シンガポールとMRT(大量輸送鉄道)の環状線で繋がるような整備が計画されています。
古くからあるジョホール・バル市街以外に、イスカンダル計画として開発された、ヌサ・ジャヤ・プトリ・ハーバー、 ヌサ・ジャヤ・メデイーニ、 ブキッ・インダ、 スクダイ、 ダンガ・ベイ、 タマン・モレック、 テブラウ、 ジョホール・ジャヤ、 サウス・キー、 タマン・ペランギ、 パルマス・ジャヤ、 スリ・アラム、 タマン・リンティン等のエリアがあり、それぞれに特徴ある居住スタイルがあります。
ホテルの数も増加中ですが、日系のショッピングモールも数ヶ所に進出済みです。ジョホール日本人学校には、小学部と中学部があり、100名前後の児童・生徒が通学しています。マレーシアは教育のハブを目指しており、ここでも、海外のインターナショナルスクールや、イギリ スを代表とする海外の名門校・カレッジが設立されており、30ケ国前後からの留学生が在籍しています。
マレーシア不動産の種類と家賃相場
不動産の種類 |
特徴 |
コンドミニアム |
コンドミニアムの規模よって設備に大きな違いがありますが、部屋のサイズやその方向、階数、窓の景色によっても、賃貸料金に違いがあります。当地の日本人が居住する物件は、一般的な日本人の感覚からすると「高級マンション」というカテゴリーに入る施設が多い印象を受けます。これらは、都心部や高級住宅地に多く、所有者が住居とするよりも、賃貸されている場合が多いです。その半面、地場の人々が購入して住居としている郊外のコンドミニアムもありますが、これも賃貸可能です。どのコンドミニアムも、通常、警備員常駐の場合がほとんどです。 |
戸建て |
Bungalow(バンガロー=一戸建て)、Semi Detached House(セミデタッチハウス=隣合わせの壁を共用する2戸建て)、Terrace House(テラスハウス=リンクハウス=コンクリート製の長屋)など、規模や広さ、その他付随する施設によってその種類は多岐にわたります。殆どの場合、直接、それぞれのオーナーと賃貸契約しますが、業者を通せば直接交渉はありません。 |
サービスアパートメント |
基本的には、コンドミニアムにホテルのようなサービスが付与されている認識で問題なく、その分コンドミニアムよりもさらに賃料が高くなる傾向があります。殆どのオーナーは、投資目的で購入、管理委託しているので、大家と交渉することなく、当該コンドミニアムの管理会社と賃貸契約します。 |
これらの住宅の種類に対して、それぞれ広さや場所によって、並びに、家具付き、家具無し、または、最低備品付き等の条件で、賃貸料金の相場が大きく変わってきます。郊外の小さなコンドミニアムRM$2000~KLCC地区やモントキアラの高級コンドミニアムRM$10,000超え等、選択肢にリンクする相場と合わせて、時期的な要素や不動産市場の要素なども変動要素が非常に多岐にわたってしまうのが現実です。まずは希望条件を整理して、不動産仲介サービスを利用するのが一番堅実で安全といえるかもしれません。
日本の不動産仲介サービスとの違いについて
基本的なビジネス構造が異なり、ある程度の規模がある法人としてビジネスを行っている日本の不動産仲介サービスに対して、とてもたくさんの法人・個人事業主が不動産仲介業者として活動しているマレーシアがあります。
但し、どんな事業主も免許番号(E99999)を、全ての名刺を含めた書類、看板等に表示することが義務付けられています。更に、当該業者には、免許番号(REN99999)を持ったネゴシエータ(仲介交渉人)が、交渉担当者として登録されており、仲介活動や、契約書類には、当該担当者が、免許番号と共に署名します。ご希望目的の物件が、個人でうまく探せても、このような法的知識が無いために、手付金だけ持ち逃げされる等の詐欺に遭う場合もあります。
また一度契約をしても違約金を払えば中途解約が出来る日本と異なり、契約書で取り決めが行われた期間はいかなる理由があっても「借り手側から契約を解除することはできないこと」がベースになります。それ故に、住宅の場合には、予め契約書に中途解約時の特記事項を記載し、これが適用される場合が多いのですが、それすらも契約書をしっかりと読み込んで理解している前提がないと特記事項の有無すらも知らない方も多いかもしれません。
貸手側に立つエージェントがおり、借り手側に立つエージェントがいるという状況において、もろもろの交渉はエージェント間で行われると考えたほうが良く、契約上における注意点やチェックポイントなどについても専門知識がない中で自分自身で行う場合のリスクを勘案すると、手数料が必要にはなるもののやはり不動産仲介エージェントに依頼をするのが最も安心できるといえます。
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