オーストラリアで不動産をお探しの方へ
オーストラリアで不動産をお探しの方に、知っておくべきポイントとサポートしてくれる専門家をご紹介する特集ページです。
▼オーストラリアで不動産を探すために知っておきたいポイント
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オーストラリアの住宅事情
ビジネスの中心地であるシドニーは、国内でも大変人気が高く、海外からの移住者や一時滞在者、学生も非常に多く暮らしています。極めて自然が多いこの国は、大都市のシドニーであっても美しい緑豊かな公園や海、ビーチと隣り合わせで生活ができるという醍醐味があります。一年を通して穏やかな気候という点でも、海外からの訪問者が後をたたず、年々増加傾向にあります。
しかしながら、人気の高さも一つの理由に、家賃の高騰を加速させており、オーストラリアの住宅事情への影響があることも否定できません。素晴らしい環境に住めるということと引き換えに、日本と比べると平均してかなりの高額の賃料を支払っています。
当然、住むエリアにより家賃は大きく変わりますが、基本的にシティへ1時間以内で通学、通勤ができる範囲内は平均して高いと言えるでしょう。さらに近年の住宅バブルで家賃がさらに高騰しており、地元オーストラリア人や、海外の買い手のほとんどが投資目的で物件を購入し、それを高い家賃で人に貸し出しているという状況です。古い建物はある程度改築が行われますが、写真の情報だけではなく、実際にインスペクション(物件の下見)が必須です。
シドニーは賃貸物件の競争率が大変高いので、1つの物件への申し込みが多数あることも普通で、インスペクション後に、そのまま書類を提出したり、スピード勝負になることも多々あります。どういった書類や手続きが必要になるかはまた後ほど詳しくご紹介致します。さて、シドニーでの一般的なスタイルと言えば、フラット(ユニット、アパートメント)、ハウス、ホームステイ等があります。日本で言う、マンション(集合住宅)、アパートや一戸建てにあたります。 (※こちらでは、マンションは「大豪邸」を意味します。)
滞在予定期間に合わせて、手続き面、費用面で無駄のない滞在方法を選ぶことをお勧めします。滞在期間が2年以上等の長期にわたる場合は、直接現地の不動産会社と契約をする方がほとんどです。賃貸契約の際に、最低6ヶ月以上住むこと(物件や不動産会社による)、などという記載のある契約書にサインをする必要があります。したがって、2年未満の短期滞在の訪問者や学生などは、ウェブサイト等で広告の出ている情報をもとに、シェアハウスや、アパートシェア、ホームステイ等の方法が一般的です。その際、必要書類にサインをしたり、身分証明を求められること、家賃◯週間分などの前払い金も当然発生しますが、不動産会社との手続きに比べると大変手軽です。さらに、部屋を出たい場合にも、「最低2~3週間前に告知する」というルールがある程度で、新しい部屋を探したりするのも気楽にできます。
オーストラリア(シドニー)の居住エリアについて
シドニーで住居を探す場合に、その物件の状態や家賃はもちろんのこと、エリアの利便性、治安、通勤通学のアクセス等も考慮する必要があります。車で通勤する人もいますが、平日のシティ方面へ向かう(シティからの帰りの夕方も同様)ラッシュはひどいものです。一方、シドニーの交通機関は大変発達しており、電車が大半のメジャーエリアをカバーしている上に、たとえ最寄り電車駅がない場所でも、バスが全てのローカルエリアを網羅しています。スケジュールも以前より正確に運行されており、「20分以上バスが遅れて来るのは当たり前」なんてこともありませんので、特に時間に正確に行動する日本人にとってそのストレスがなくなることは非常に快適です。
シドニーの交通機関のほとんどは、ベビーカーに子どもを乗せたまま乗降車できますので、小さいお子様連れでシドニーを移動される場合、かなり負担は軽減されるでしょう。例えばベビーカーが乗車する時には、バスの車体を下げ乗りやすくしてもらえたり、優先席をすぐに譲ってくれたり、ベビーカーの乗り降ろしに他の乗客が手を貸してくれる場合もあったりと、小さなお子様をもつ家族連れに大変親切なのも、シドニーの素敵な特長と言えるでしょう。当然、ラッシュ時間は大変混雑していますので、ベビーカーを折り畳むよう求められることもあります。
①CBD(シドニーシティ中心)
Townhall, Central, Wynyard, Martin place, Circular Quayが主なCBDの駅となります。基本的にはオフィスやデパート、ショッピング街などが連なるシドニーの中心地です。
ビジネスマンや学生たちが、職場や学校まで徒歩圏内で行けることをメリットに、シティに住む方が大半ですが、家賃はシェアであっても非常に高くなります。メインストリートである、George St(ジョージストリート)を少し下り港の方へ行くと、ダーリングハーバーという素敵な港があります。そこにはIMAX(巨大スクリーンの映画館)があったり、オージービーフステーキやハンバーガーで有名なレストランが軒を連ね、Wildlife(ワイルドライフ –動物園)、Sea Life(シーライフ –水族館)などの観光客に人気のスポットも多くあります。
②Pyrmont (ピアモント)・Ultimo(アルティモ)
シドニー工科大学があり、学生も多く住む地域です。シティにも徒歩圏内ですが、シティのど真ん中には住みたくないという方も、落ち着いて生活することができるエリアです。日本の築地のような、フィッシュマーケットがあり、その日獲れた新鮮なシーフードを安価で手に入れる事ができます。さらに、近くにはカジノがあったり、閑静な住宅街の中にも娯楽と便利さを兼ね備えた、ここもまた少し家賃が高めなエリアの一つです。
③Surry Hills(サリーヒルズ)・Darling Hurst(ダーリングハースト)
CBDのセントラル駅寄りに位置するこちらの地域は、お洒落なレストランやパブ,カフェ、ナイトクラブが多くあります。特にメインのCrown St(クラウンストリート)沿いに集まっていますが、少し中に入るとテラスハウスと呼ばれる一戸建ての住居が立ち並び、ヨーロピアンな雰囲気になります。毎年、世界中から人が集まるマルディグラ・パレードもOxford street(オックスフォードストリート)のこの辺のエリアで開催されます。
④Paddington (パディントン)
シティから少し東へ向かっていくと、Oxford Street沿いにブティックやギャラリーが立ち並ぶスポットが見えてきます。背の高いアパートメントはあまりなく、ほとんどが一戸建て(テラスハウスなど)で成り立つ地域です。その南隣にはFox studio(オーストラリアの映画関係の制作会社や、2つの映画館、小さなショッピングストリートやキッズエリアなど。ホリデー時期になると子ども向けのイベントやマーケットなどが盛大。)、スポーツスタジアムがあり、ゲームがある日などは、スポーツ好きなオージーならではの盛り上がりを見せます。
⑤Kings cross (キングス クロス)
シドニー1の繁華街と言われるキングスクロスは、その名の通り、パブやナイトクラブ、風俗等が連なり、夜は大変煌びやかで派手な雰囲気ですが、日頃から警察官も多く立ち寄ったりと、治安は良いとは言えないエリアの一つです。
⑥Chatswood (チャッツウッド)・Mosman (モスマン)・Neutral bay(ニュートラルベイ)・Crows Nest(クロウズネスト)
日本からの駐在員が最も多く住む、Chatswoodは、ここ数年、シドニーで1番住みやすいエリとしても、ランクインしている人気のエリアです。治安も良く、日本のスーパーマーケットやレストラン、食料品、100円均一ショップなどのお店も多く、日本人が多く住んでいるエリアのひとつです。その他、周辺のMosmanやNeutral bayにもレストランやお洒落なカフェ等が非常に多く人気の高いエリアと言えるでしょう。
⑦Manly (マンリー)
Manlyは、ノースシドニーのビーチエリアで、Manlyビーチはシティからフェリーで30分で行くことができます。人気エリアなので、常に人が多いですが、シティとはまた全然違った雰囲気の活気があり、一方ゆったりとしたオーストラリアらしい時間が流れている綺麗なビーチエリアです。ビーチ沿いには、美味しいジェラートのお店やお洒落なカフェやビーチショップなども多く存在しています。
⑧Bondi(ボンダイ)・Bronte(ブロンテ)・Coogee(クージー)・Maroubra(マルーブラ)
シドニーの東側に位置する海沿いの高級住宅エリアです。このエリアは車で10分もいけばオーストラリアの真っ白なビーチ、という住宅街ばかりで、特に夏場は買い物も食事へも、ビーチサンダルで生活!という位、海と隣合わせの大変オーストラリアらしい生活を堪能できます。
Bondiは観光客が非常に多く、この中でも一番混雑しているビーチですので、この周辺はバックパッカーなどの短期滞在者向けアコモデーションも多いのが特徴です。Bondiビーチから車で10分程のBondi junction (ボンダイジャンクション)には、電車の駅があり、そこの大きなショッピングモールでは、週末の朝などコーヒーを片手にウインドウショッピングを楽しむ人を多く見かけます。この東部海岸エリアで一軒家を購入することになると、億を超えてきます。
少し南のCoogeeやMaroubra などへはシティからバスで1本で行くことができます。この辺のバス路線には、サーフボードを片手に水着で乗車してくる人が多く見られ、「オーストラリア感」を肌で感じることができます。
⑨Kensington(ケンジントン)・Kingsford (キングスフォード)・Randwick(ランドウィック)
このエリアには、NSW大学(ニューサウスウエルズ)があり、留学生も多く住んでいます。特にKingsfordのショッピングスポットはアジア系のレストランや食料品のお店が多くあります。現在このエリアにつながる、路面電車を建設中で、それが完成すると今まで以上にアクセスがしやすくなりますが、それと対称的に家の値段(特に購入の場合ですが)がさらに高騰するのでは、と予想されています。
⑩Glebe(グリーブ)・Newtown(ニュータウン))
Newtownはシドニー大学が近くにあることから、学生も多く住む地域です。人気のレストランが非常に多く、週末のランチ時などは大変な賑わいを見せます。その少し北に位置するGlebeにはブロードウェイショッピングセンターという、ショッピングモールがあり穏やかな住宅街という雰囲気です。
⑪Balmain(バルメイン)・Leichhardt(ライカート)
Balmainは水辺に位置する大変おしゃれなエリアで、シティからフェリーで来ることができます。古い素敵な建物も多くアーティスティックな雰囲気の街です。ヨーロッパからの移民が昔から大変多いのも特徴の一つです。Leichhardtはシドニーでは「リトルイタリー」という名称で知られ、イタリアのシンプルなピザ、パスタ、ジェラートやペストリーが有名です。毎年「ノートンストリート・イタリアンフェスタ」が10月に開かれ、イタリア料理はもちろんのこと、イタリアの伝統的な音楽が楽しめます。また、たくさんの出店が出ますので、そこでイタリアの本格エスプレッソが堪能できるのも、コーヒーが美味しいと有名なここオーストラリアでは、大変人気があります。
⑫Ashfield(アシュフィールド)・Strathfield(ストラスフィールド)・Campsie(キャンプシー)
AshfieldやCampsieは中国系の人たちが多く住んでいる地域で、アジア系のスーパーが大変多いのが特徴です。Strathfieldはコリアンタウンとして有名で、名前の通り多くの韓国人や留学生たちが住んでいる地域で、この辺りは物価も少し安めになります。
オーストラリア不動産の住居タイプについて
日本であれば不動産情報サイトが存在し、一般の個人でも物件情
次に、オーストラリアの一般的な住居の種類についてご説明します。
※下記では基本的に2部屋(寝室)のものを対象にご紹介しています。
※相場は住むエリアによって異なります。
不動産の種類 |
特徴 |
家賃相場 |
フラット |
一つの建物に2・3部屋のみの小さなユニットもあれば、日本でいうマンションや、何百部屋が一つのビルに入っているというアパートメントスタイルもあります。施設が充実したアパートメントであれば、ビル内にジムやプールがあったり、地下に駐車場がある場合が多いです。 |
約AUS$500~700/週 |
戸建て |
Semi Detached House(セミディタッチハウス)、Terrace House(テラスハウス)、一戸建て(House)など。大概は2~3ベッドルーム以上。稀に、オーナーが家を空けるのでその間だけ、という条件で家具付きで短期間のみ入居者を募集することがあります。 |
約AUS$600~900/週 |
ホームステイ |
基本的には、ベッド付きの一部屋を借りる。朝夕食込み。長期滞在には向かないが、家が見つかるまでの一つ目の滞在方法としてのオプションになり得ます。一緒に住むオージーがいれば、英語の勉強にもなり、特に学生はこの方法を取る人が多いです。 |
約AUS$270~300/週 |
コンドミニアム |
部屋が見つかるまでの間の一時滞在場所として,キッチン付きコンドミニアムがあげられます。こちらは安くありませんので、短期滞在のビジネスマンなどが多く利用しています。 |
約AUS$1700~2300/週 |
家のタイプはもちろん、住むエリアにより賃料に大きく差が出ます。一年を通して、空室が少ないシドニーですが、特に夏に向けて、新たな場所に移り住んだりする人が増えるので、引っ越し件数が増え物件の競争率が高まります。
上記でもご紹介した通り、空室率が大変低いシドニーですので、日本ほど手厚い不動産仲介サービスを受けられることは、まずありません。部屋の下見も、大抵エージェントにより決められた曜日と時間に15分〜30分の設定時間があり、その間だけで済ますことになります。もちろん、個々に連絡を取り,別日でアポを取ることは可能です。
おおよその契約必要書類は、預金残高証明書(銀行カウンターですぐに発行可能してもらえます。もしくは、インターネットバンキングでプリントアウトも可能です。)、ID、Reference(参考人、保証人)となります。
最も重要なReferenceに関しては、通常の契約の際に、過去2件の賃貸仲介業者の連絡先を提出させられます。それをもとに、過去の情報をチェックし問題ない借り手かどうかを調べていると思われます。しかし、初めての不動産契約の際にはオーストラリア仲介業者のreferenceを提出できないことが普通ですので、雇い主の会社や友人からいわゆるCharacter reference(個人の身元保証人)を英語で事前に準備してもらうのが賢明かと思います。
余談ですが、「日本人である」ことも有利にはたらくことがあります。日本人は毎晩パーティーなどせず、静かで、問題を起こさずに、さらに部屋も綺麗な状態で住んでくれるというイメージがあるそうです。日本人アピールをすることも、決め手の一つになるかもしれません。
気に入った物件を見合った条件で探しだすことは、日本と同様容易いことではありませんが、仲介側が必死になって、部屋を見つけ出してくれる、ということはほとんどありえませんので、自ら積極的にコンタクトをとり、多くの物件に足を運ぶということが重要です。たまに、親切な仲介担当者に偶然あたれば、条件に見合った物件が出て来る度に、連絡をくれる場合もありますが大変稀なケースです。
報にアクセスして相場観がわかりますが、カンボジアでは物件を貸したい個人(オーナー)が「FORRENT」の張り紙を張って終わりなので、物件の家賃や間取り・敷金(デポジット)といった基本情報でも、物件の所有者に確認する必要があります。また家賃相場はオーナーの言い値に近いところがあり外国人価格を提示されることもしばしばです。カンボジアに来て間もなければ不動産仲介会社に頼むのが現実的かもしれませんが、一番良いのは信頼できる現地のパートナーを見つけてその人にオーナーと直接交渉してもらうことです。物件によってはデポジットが数ヶ月単位で安くなったり、家賃を20~30%抑えられることもあります。日本人の感覚からすれば理解しがたい話ですが、「定価」の概念が存在しない東南アジアでは不動産に限らずよくある話ですのでぜひトライしてみてください。
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