設立に必要となる最低資本金については、州毎に取り決めがされておりますので、一概にお答えをすることが難しいようです。
しかしながら、最低資本金についてはほとんどの州でそもそも規定がされておらず、仮に規定が設けられている州であってもせいぜい1000ドル程度のようですので、資本金そのものについてはそこまで大きな注意を払う必要はないかもしれません。
一方で、小資本からスタートできることと、小資本で事業を成功できることとは根本的に意味が異なります。貴社の事業計画に則って事業収益を上げて行くために必要となる当面の資金なども十二分に検討して資本金額を決定した方がよいでしょう。
また資本金額とは異なりますが、法人設立後の営業開始前までに事業許可を取らなければならない場合もありますし、事業投資に関しても州ごとに優遇措置等が用意されている場合も多いです。
以上のことをふまえると、資本金額の決定や事前許可の必要性の有無、優遇措置の検討にいたるまでアメリカ(米国)進出を検討している段階にて進出支援コンサルタントや会計事務所、あるいは法律事務所といった専門家からのアドバイスをもらうことが結果的には時間やコストを削減する最良の選択肢とも言えるかもしれません。
アメリカの会社設立に関して、具体的なご質問などございましたら、下記より専門家へのお問合せが可能です。
→アメリカで会社設立 (法人設立) する手順まとめ