UAE(アラブ首長国連邦)は、少々ややこしいのですが、法人税の制度自体は存在しているものの実際に法人税は徴収されていないという状況になっております。制度自体が存在しているのは3首長国(ドバイ・アブダビ・シャルジャ)で、制度上は累進課税で100万ディルハム未満の法人所得に対しては非課税、100万ディルハム以上から課税され500万ディルハム以上で50%の税率が課せられることになっています。ただし、繰り返しになりますが、現在は法令そのものが施行されておらず無課税になります。
ではどのような税金が徴収されているのでしょうか
例えばドバイを例にとってみますと、下記のような税金が課せられます。
・アパート(年間):賃借料の5%
・事業資産(年間):賃借料の5%
・ホテル、レストラン、娯楽施設:10%
・アルコール:30%
上記は、実際には「首長国政府の手数料」と言われていますが、実質的な税金と捉えることが出来ます。また、近年においてはVATと呼ばれる付加価値税(日本でいえば消費税)の導入が検討されているようです。
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