アメリカでは、ビジネス以外でも一般的に小切手が使用されます。家賃、光熱費、その他給料にいたるまで小切手での支払いが主流です。銀行振り込みはほとんど使われません。
小切手は基本的に支払人の銀行情報が記載されている紙です。それに金額を記入し、そして署名をして支払先に渡します。支払いを受け取った場合は、それを銀行に持ち込んで現金(銀行入金)にすることとなります。
気をつけなくてはならないのは、相手が銀行に資金がないにも関わらず小切手を振り出し、自分の銀行口座に入金しようとした場合、銀行は一旦銀行口座に入金の記録をするものの不渡りとなった場合は出金処理をします。
その場合、その小切手を振り出した方だけでなく小切手を受け取った方にも銀行手数料が課されることとなります。
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また受取人の口座残高によっては銀行側の小切手の入金処理に日数がかかります。相手の残高があるかどうかの確認のため 5 営業日を要するなど、小切手をもらってもすぐにその資金が使えない場合があります。
小切手での支払いをする場合、特に領収書を要求する必要はありません。支払小切手には支払先が明記されているからです。また支払いが済んだ銀行を通過した小切手の裏にはどの口座にいつ入金されたかの記録が記載されています。
小切手を使う場合、支払いをしてから相手が入金をするまである程度の時間がかかります。資金繰りの苦しい会社は、その時差を利用することもよく行われます。