米国への進出形態としては、一般的に以下の3つがあげられます。
1. 支店の設立
2. 法人の設立
3. ジョイントベンチャー
それぞれに関してメリット、デメリットがあります。
1. 支店の設立
支店の場合は、あくまでも日本のビジネスの延長です。訴訟リスクが日本の本社に直接及びます。
会計的にはアメリカの支店の数字を日本側で取り込まなくてはならず、為替の調整なども逐次発生するため工数は増えます。
ただ、多くの場合、赤字となるアメリカの経営数字を日本側の決算に取り込めるため、儲かっている会社にとってはメリットがあることも多いといえます。
2. 法人の設立
最も一般的に使われる形態です。支店と異なり、別法人となるので、現地法人での単独決算となります。
本社の役員でなくともアメリカにいるメンバーが米国法人の役員を務めることができるので、銀行口座の開設から契約に関する必要なサインなどの手続きをスムーズに行うことができます。
3. ジョイントベンチャーの設立
他社と組む、あるいは何らかの業務提携を行うケースです。
いい相手が見つかれば、それぞれのいい点を出し合う、ということでメリットはあります。
ただ、 契約の詳細を詰めることが大事であり、時間のかかることが予想されます。自社で全てコントロールできないので、いい相手を見つけることが最大のポイントです。
アメリカの会社設立に関して、具体的なご質問などございましたら、下記より専門家へのお問合せが可能です。
→アメリカで会社設立 (法人設立) する手順まとめ