シンガポールは、中華系が76.7%、マレー系が14%、インド系が7.9%、その他が1.4%からなる複合民族国家で一般的にいう「公共メディア」や「文化」にはそれぞれ3系統が共生共存してい特殊な国です。そのため、言語や文化が複雑に混合され極めて特殊な国民性を有しています。
シンガポール人で特に若い世代はほとんどの人がバイリンガルやトリリンガルです。「公用語」として認識されるのは英語・マレー語・中国語・タミル語で、国としてもこれらの言語を全て平等に扱っているため学校の授業などでも各民族語が英語とともに必須科目となっています。
一方で、文化や言語の混合の中で生まれたのかどうかは定かではありませんが、シンガポール人が話す言葉は「イングリッシュ」ではなく「シングリッシュ」、「マンダリン」ではなく「シンダリン」などと呼ばれ、本来の発音ではなく独特な発音や単語、文法などを使う人も少なくなく、標準英語圏や中国語圏を経験している日本人の方だと多少の戸惑いを感じる可能性もあります。
宗教としては、中華系シンガポール人が仏教と道教(それぞれ32.5%と8%)、主にマレー系シンガポール人がイスラム教(14%)、インド系シンガポール人がヒンドゥー教(4%)、またキリスト教(15%)は特に民族的な特徴は見られず広く信仰されているようです。
一概に決めつける必要はありませんが、共働きをしていることが多いシンガポール人ですので自炊文化というよりも外食文化が進んでいる印象を受けますので、単一民族、無宗教、単一言語、自炊文化といった日本人とは大きく異なる国民性をもっているシンガポール人とのビジネスは非常に刺激的で学びの多いものになるのではないでしょうか。
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