まずはじめに、どの国の人材でも言える事だと思いますが、人材の質や特徴はもちろん十人十色です。
ただし、私の経験上、こういう特徴があると言う点をお伝えできればと思いますので、その点をご了承いただいた上でご参考にして頂ければ嬉しいです。
●最初に考えることはベースの考え方です。3点の特徴がございます。
1点目:現実主義→過去や未来を憂えない。短期的な思考が強いです。悪く考えると刹那的でもあります。
2点目:家族主義→親、兄弟、親族との優先順位が高いです。親の看病や看護のために退職することもあります。多くのベトナム人がご両親の面倒を見ている場合が多いです。転勤などは家族と離れるために嫌がります。
3点目:形式主義→物事を徹底的に追求して、生産効率、精度、品質を高めたりするよりも、「形」が整っていれば、まずよしとします。大学卒業や日本語能力検定、専門知識など、形式的なスキルに対しては熱心に取り組みます。
●上記ベースを元に、個人差がございます。一般論として、強みは「素直」「勤勉」「手先が器用」などの特徴があります。弱みは「プライドが高い」「面従腹背」「主体性が弱い」「クリエイティブ力が弱い」などです。
●心理的な距離感に関して内側と外側の大きく2面性もございます。家族を含めて信頼できる友人などの内側に入ると、献身的で自己犠牲を伴って相手の立場に立ってもらえます。一方外側にいると、冷たく感じたり、本音も話さないなど閉鎖的な対応にもなります。日本人とベトナム人との関係よりは人と人の関係かとは思います、ベトナム人スタッフの定着率がよい企業の特徴は社内コミニケーションが内側にあり、経営者の人間力や、家族的な雰囲気の組織など、仲間意識が高いとは思います。決して給与が高いだけではないです。
●弊社ではベトナム人数百名の適正検査を行い、個別の特徴把握や日本人との差異も分析しています。各企業の求める人物にマッチする人を採用することが事業スピードアップはもとより定着率も向上するとも考えます。
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