カントリーリスクを一概に同じ基準で比較して行くことそのものはなかなか難しい面もあると思いますが、香港は比較的カントリーリスクは低い部類に入る地域です。
日中関係の影響を受けやすいのが香港で、今後は中国本土からの影響がさらに拡大していく局面も多くなっていく可能性もありますが、一方で中国と香港のどちらにも訪問したことがある人、さらにはより長く滞在したことがある人であればあるほど、中国人と香港人の民族的な違いや考え方の相違について強く感じることが多いと言われており、中国との関係悪化が、例えば香港国内における暴動に繋がるリスクは非常に低いと思われます。
そのため政治リスクという観点で考えれば、日中関係の影響が大きく出てくることは否めませんが進出法人への影響という意味では限定的だと思われます。
一方で、経済リスクという意味では、ある程度の考慮をする必要があるでしょう。特に香港には香港独自の大手企業と呼べる企業が少ないため、例えば現地の企業と共同開発や共同事業を行うことのメリットはあまり大きくなく、また同様に中小企業が多い国ですので関係国の経済状況に耐える企業体力はそこまで大きなものではないということを前提に、自社の取引先などの選定を行なう必要があります。
香港の会社設立に関して、具体的なご質問などございましたら、下記より専門家へのお問合せが可能です。
→香港で会社設立 (法人設立) する手順まとめ
なお、弊社では以下のような個別ご相談会も随時、開催しております。ぜひお気軽にご相談ください。
ヤッパン号を運営するIshinSG代表が応える「アジア進出相談会」