中国ビジネスを行なって行く上でどの銀行に法人口座を開くかという問題ですが、中国には主要銀行と呼べる銀行が4つほど存在しており、これらの銀行は総称して中国四大銀行と言われています。
具体的には中国銀行、中国工商銀行、中国農業銀行、中国建設銀行の四行のことを指します。これらの銀行は他の銀行と比べると、保有している資産が豊富であることが特徴のひとつとなっています。中国四大銀行の資産を合わせると、実に中国全体の総資産の80%となります。
一方で、中国全土の資産の80%を保有してはいるものの、無理な融資によって20%~30%の不良債権を抱えている状態となっているとも言われています。この不良債権比率は世界の他の銀行と比較をしても非常に高いものとなっているため、信用度という観点では問題もあるかもしれませんが、中国で国内銀行の口座開設をする場合には、上記四行のいずれかにするのが安心である点は変わらない事実でしょう。
一つ注意が必要なのは、銀行によって国外サービスの内容が異なるため、どの銀行を選ぶべきなのかを決定する際には、国外サービスの項目などについても慎重に検討することが大切です。
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