中国で法人を設立する場合、まずは登記をすることが必要になるのは当然ですが、その登記をするために、決定する項目の第一歩が進出形態です。
参照:「中国に現地法人を立てる場合の選択肢はどのようなものがありますか?」
進出する形態によって、資本の割合や必要になる資本金額が自ずと決まってきますので注意が必要です。また外資企業として登記をする際に理解をしておく必要があるものに「総投資額」と言われる概念です。
総投資額とは資本金と借入金枠の合計額のことであり、この合計額によって必要な資本金が定められています。借入をすることなく全ての会社で用意できるようであれば問題ございませんが、例えば巨額の設備投資などが必要にあるケースなどの場合には注意が必要です。
具体的には、いくつのようなケースです。
1. 総投資額が300万US$以下の場合、最低資本金額が総投資額70%以上
2. 総投資額が300万US$超〜1000万US$以下の場合、最低資本金額が総投資額50%以上(420万US$以下の場合は、最低210万US$の投資額が必要)
3. 総投資額が1000万US$超〜3000万US$以下の場合、最低資本金額が総投資額40%以上(1250万US$以下の場合は、最低500万US$の投資額が必要)
4. 総投資額が3000万US$超〜の場合、最低資本金額が総投資額33.33%以上(総資本額が3,600万US$以下の場合は最低1,200万US$の資本金が必要)
中国法人設立のステップについては別頁を参照:「中国法人設立の流れを教えてください」
実際に法人設立のステップを進めて行くためには登記情報の整理などの細かい条件をいくつも満たしておかなくてはなりませんし、内資企業か外資企業かによっても設立の煩雑さは大きく異なり、自分で行なうには途方もない労力や時間が消費されてしまうケースもありますので、法人設立については専門家に依頼をするのが結果的には時間や労力を考えるとベストな選択肢になると思います。
中国の会社設立に関して、具体的なご質問などございましたら、下記より専門家へのお問合せが可能です。
→中国で会社設立 (法人設立) する手順まとめ
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