中国は地域による格差が大きいことで知られていますが、経済成長が続いた中で業種間にも賃金格差が生まれてしまい、一概に賃金の比較を行なうことは容易ではありません。
いくつかの地域を限定して下記に記載してみます。
北京市:平均賃金約 5,826元/最低賃金 1,720元
上海市:平均賃金約 5,380元/最低賃金 2,020元
蘇州市:平均賃金約 4,409元/最低賃金 1,630元
広州市:平均賃金約 4,610元/最低賃金 1,895元
※平均賃金は2014年
最低賃金に目が行きがちですが、専門職や高学歴な人材などを集めようとした場合には最低賃金での雇用は非常に難しいのが現実です。
平均賃金はあくまで参考値です。中国の人件費は幅が大きく、実際の対象(地域、職種、業務内容、管理レベル、経験)等を考慮し、実際に調査する事が必要です。
中国は国の目標として2015年までに最低賃金を平均賃金の40%まで引き上げることを掲げていますので、特に平均賃金と最低賃金との格差の大きな地域においては、急激な調整が入るリスクもある点に注意が必要です。
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