カンボジア商業省に新規に登録された日系企業(駐在員事務所、支店含む)は、2011年は86社でしたが、2012年は101社、2013年はさらにその数を伸ばしているようです。また、日系企業によるカンボジアへの投資認可額は毎年の増加傾向にあり、2010年=約3,500万米ドル、2011年=約7,500万米ドル、2012年既に4億米ドル超とその規模を着実に増やしているのが現状で、この傾向は今後も続くと予測されています。
中国投資のリスク回避を目的とした「チャイナ・プラス1」の進出先として2010年頃から注目を浴びていましたが、昨今の中国における対日感情の悪化がその動きに拍車をかけると予想されています。加えて、労賃が上がったベトナム、洪水被害に遭ったタイなどのバックアップのための生産拠点とすべく、より強靭なサプライチェーン構築の一端としての進出が見られるようになりました。また、輸出加工型だけではなく、成長著しいカンボジアの国内市場をターゲットとした製造業や、金融・小売などサービス産業の進出も目立っており、カンボジアへの投資は多様化し始めていると言われています。
投資優遇制度の内容を見てみると、カンボジアとしては、大規模な雇用を生む製造業への優遇が依然として強いですが、今後は段階的にサービス業への投資優遇措置が期待されているところであり、その他の東南アジア諸国と比較しても外資規制の少ないカンボジアは、日系企業以外の諸外国にも魅力的な投資国となっているようです。
なお、弊社では以下のような個別ご相談会も随時、開催しております。ぜひお気軽にご相談ください。
ヤッパン号を運営するIshinSG代表が応える「アジア進出相談会」
カンボジアへの主な日系企業の進出状況を教えてください。
ISHIN SG 永井貴之
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