カンボジアの主要交通機関は「トゥクトゥク」です。タイのトゥクトゥクとは異なり、バイクが搭乗者用の箱型の乗り物をけん引しているタイプになります。料金はドライバーとの交渉になりますが、移動範囲によりおおむね料金は決まっております。
空港からの市内への料金は、空港内のトゥクトゥクを利用する場合、一律7ドル(アメリカドル)になります。空港敷地内外に待機しているトゥクトゥクは交渉になりますが、1ドル安い6ドルが相場です。
観光名所であるキリングフィールドへは往復交通費+待機料金(2時間くらい)で、15ドル~20ドルになります。あとから料金を払う時にトラブルにならないように、面倒でも乗車前に値段交渉は必ず行ってください。
プノンペン市内の移動でしたら片道2ドル~5ドルになります。乗車人数(1人~6人)や時間帯(日中か夜間か)や呼び止めた時の状況(走っているトゥクトゥクか待機してるトゥクトゥクか、周りに他のトゥクトゥクがいるか)などにより、料金に誤差が出てきますが、この辺りの料金適正かどうかは在住している日本人しか加減が分からないと思います。初めてくる方は、そこばかり気にすると滞在が楽しめないと思いますので、あまり気になさらない方が良いかもしれません。
どうしても値段が気になって仕方がない方は、台数はまだ少ないですが「タクシー」をお勧めいたします。他の東南アジアの国のタクシーと違い、何も言わなくても必ず料金メーターを回してくれます。値段交渉やぼったくりのストレスを感じずにタクシーを利用できる点は、日本人には安心できるポイントで、カンボジアの良いところの一つでもあるかもしれません。
その他にも「モトドップ(バイクタクシー)」もあります。これは単純にバイクの後ろに乗るだけのものになります。トゥクトゥクドライバーに比べて英語が通じない可能性があります。料金は、トゥクトゥクの約半値だと認識しておいていただければと思います。
あとは最近では、公共交通機関の「バス」も開通いたしました。まだ本数は少ないですが、料金が0.50ドル~と他の移動手段より手頃なため、今後普及してくれば市民の足に取って代わる日もそれほど遠くはないのではないでしょうか。