4月からの香港の水際対策 | 日本企業の海外進出支援サイト ヤッパン号


香港に関するコラム

4月からの香港の水際対策

弊社は香港に拠点を置き、香港・中国・アジア進出を目指す日系企業様に対して、現地法人設立、会計・税務、監査取次、人事労務アドバイス、駐在者の生活相談までワンストップで支援をさせて頂いております。

4月9日(土)、JAL(日本航空)で香港に到着した乗客のうち3名がPCR検査で陽性だったことを受け、11日から17日までの1週間は東京から香港への着陸が禁止されました。

 

これは香港政府が新型コロナウイルスの水際対策として、3月26日に発表した「香港到着時に同一の便で3名以上の陽性者が出た場合、その運行会社のその路線を7日間着陸禁止とする」という規則によるものです。

 

同じ理由でANA(全日空)の東京発―香港着のフライトも14日から20日までの7日間、着陸禁止となっています。

 

今のところ他の運行会社による東京発香港着の旅客便は通常通り運航していますが、日系大手2社が同時期に着陸禁止となってしまいました。着陸禁止措置はこれまで14日間でしたが4月1日から7日間に短縮されたばかりでした。

 

4月1日より水際対策が緩和され、指定9か国からの旅客便の香港着陸禁止措置が解除されました。

 

指定9か国はオーストラリア、カナダ、フランス、インド、ネパール、パキスタン、フィリピン、英国、米国のことで、特にカナダやイギリスは香港人の往来が多いため影響を受けた人も多かったようです。

 

9か国からの着陸は可能となりましたが、実際の便数が以前のように回復するにはもう少し時間がかかりそうです。

 

香港内の新型コロナウイルスの感染者数は3月下旬ごろから落ち着きを見せ始め、まだ毎日の新規感染者数は1000人を超えていますが、少しピークを過ぎたようにも感じます。

 

その矢先に変異株の感染報告も出てきており、季節の変わり目でもあるので気を抜かず体調管理・衛生管理を続けたいものです。

 

出入国に関する水際対策も新たに実施されたり、緩和されたり、また延長されたりと変動が激しく、渡航の前には最新情報の入手が必要です。

 

4月現在の最新情報をまとめたいと思います。

<日本から香港への入境>

現在は下記両方の条件を満たす人だけが香港に入境できます。

・ワクチンを完全接種済である。

・香港IDもしくは長期滞在ビザを所持している。

 

<香港入境時に必要な書類>

・PCR検査の陰性証明書

・指定された検疫ホテルの予約確認票

・ワクチン接種証明書

※日本で発行したワクチンパスポート(英・中いずれか)も有効です。

・健康申告の入力「健康及檢疫資訊申報/ Health & Quarantine Information Declaration」

URL: https://www.chp.gov.hk/hdf/

 

<入境後>

・指定検疫ホテルにて7日間、または14日間の検疫義務があります。

・抗原検査は毎日実施、5日目と12日目にウィルス検査を実施します。

・検疫義務を7日間とする場合、5日目のウィルス検査、6日目と7日目の抗原検査が全て陰性であれば義務的検疫は終え、残り7日間は自己観察となります。12日目は地区の検査センターで検査を行います。

香港から日本への入境

現在日本へ入境できない外国人

日本へ上陸する14日間以内に上陸拒否対象国や地域(現在56)に滞在歴がある外国人は、特段の理由がなければ上陸を拒否されます。

 

「特段の理由」としては下記があります。

 

・再入国許可による再入国

・日本人、永住者の配偶者または子の新規入国

・「外交」または「公用」の在留資格がある

・入国目的に公益性があると認められる

・その他、人道上の配慮の必要性がある場合

上陸拒否の対象地域以外から入国する場合も上記の「特段の理由」がなければビザは発給されません。

 

逆を言えば、上記のような特段の理由がある外国人であれば、ビザを取得し日本へ入国できると解釈できます。

 

やはり日本人の配偶者や子など外国に居住している家族がビザを取得し日本に入国するというケースが最も多いようです。

 

入境に必要な書類は以下の通りです。

 

・PCR検査の陰性証明書

・スマートフォンへアプリのインストール・登録(入国者健康居所確認アプリ「My SOS」)

・質問票

・誓約書

入境後、ワクチン3回接種済であれば自宅待機は不要です。

3回に満たない場合は、原則7日間の自宅等での待機が必要です。

 

ただし、入境3日目以降、自主的に検査した結果が陰性であれば、自宅待機は不要となります。

 

入境後24時間以内に自宅等へ移動する場合は公共交通機関を利用できます。待機期間中は、アプリ「My SOS」を通して、登録した居所の確認が行われ、1日1回健康状態の報告をします。

 

以前に比べると入境後の隔離期間が短くなったので、渡航を検討しやすくなったのではないでしょうか。

 

また、香港入国管理局の発表によると、2022年4月8日(金)から2022年12月31日(予定)まで、香港域外に滞在している人でもオンラインで、ビザの更新・延長を申請できるようになりました。

 

香港の就労ビザ、投資ビザ、扶養家族ビザ、学生ビザ、投資移民ビザなどを持っていて現在香港域外に滞在している人は、ビザの有効期限の4週間前からオンラインで更新申請が可能です。

 

新しいビザの取得は「eビザ」をダウンロードして手続きし、ビザを有効化させることで完了します。

 

せっかく取得したビザが有効期限切れとなってしまっては勿体ないので、香港域外にお住まいのビザホルダーの方は是非とも更新、延長申請することをお勧めします。

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