こんにちは。
今回は、ブラジルでの増資についてお話をさせていただきます。
増資をするにあたり、いくつかケースがございます。
まずは増資前の時点で外国資本が入っているか、言い換えれば、出資に外国法人・国籍の個人がいるかで手続きが変わります。
- 増資前の時点で外国資本が入っているケース
- 増資前の時点で外国資本が入っていないケース
そこからさらに、増資する法人・個人が外国法人・国籍であるかがポイントとなります。
- 増資する法人・個人がブラジル法人・ブラジル国籍である。
- 増資する法人・個人が外国法人・国籍である。
①-③の場合
この場合は、増資する前の時点で中央銀行への外国企業としての登録は行っており、定款変更し実際の資金移動後、
再度、中央銀行へ増資後の情報をアップデートする手続きとなります。
①-④の場合
①-③の場合と同様に既に中央銀行への外国企業としての登録は行っているものの、今回の増資する法人・個人が外国法人・国籍であるため、
まずは法人の場合はCNPJ、個人の場合はCPF、という納税者番号を取得する必要があります。その後、定款を変更し、実際の資金移動後、
再度、中央銀行へ増資後の情報をアップデートする手続きを行います。
②-③の場合
増資前、増資後も外国資本が入っていない為、中央銀行への外国企業としての登録は不要です。定款を変更し、実際の資金移動をもって、増資が完了となります。
②-④の場合
増資にあたり、国内企業から外国企業となる為、まずは増資する法人・個人のCNPJ・CPFの取得が必要となります。
その後、定款の変更、実際の資金移動をし、中央銀行への外国企業としての登録を行います。
今回は増資の手続きをいくつかのパターンに分けて記載をさせていただきました。
より具体的な手続きについてのご質問やご相談等ございましたら、
問い合わせフォームよりご連絡をお願いいたします。
引き続き皆さまにとって有益な情報を発信してまいります。
お読みくださりありがとうございます。
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