不定期ではございますが、AOBAグループではニュースレターを作成し、配信しております。今回Aoba Newsletter Vol.80では、主に南海自由貿易区の政策に係る内容と、ネガティブリスト2020年版と会社設立手順に関する変更政策についてご紹介しています。
ヤッパン号では皆様に特に関係がありそうな部分を抜粋して配信しております。詳しい内容をお求めの際は、弊社までご連絡いただけますようお願いいたします。
1.「海南自由貿易港全体計画」の読解
中国共産党中央、国務院は6月1日に「海南自由貿易港全体案」を公布し、世界レベルにおいても海南島を中国の開放型経済新の先駆地及びハイレベル自由貿易港として設立する方案を発表した。海南島全土を税関監督特殊区域とする。
□主要内容
1)制度設計の革新
貿易(ゼロ関税実施)、投資(参入の緩和)、クロスボーダー資金の流動、人員の出入り、輸送の自由化と利便
化、データの安全性、税金制度、法治制度に至るまで革新的な手配を試みている。
2)段階的な建設
建設は大きく分けて2025年までと、2035年までの2段階に分けて推進する。
2.2020年版の外商投資参入におけるネガティブリストの公布
2020年6月23日に中国国家発展改革委員会、商務部より、「外商投資参入における特別管理措置(ネガティブリスト)(2020年版)」と「自由貿易試験区外商投資参入における特別管理措置(ネガティブリスト)(2020年版)」がそれぞれ公布され、2020年7月23日より施行開始した。同時に2019年版は廃止となった。
※ネガティブリストとは、原則として規制がない中で、例外として禁止するものを列挙した表。特に、原則として輸入は自由とし、例外として制限する品目を列記したもの。
□主要内容
2019年版との比較
外商投資参入に係る部分については簡素化され、特別管理措置項目は17.5%の削減率、自由貿易試験区については18.9%の削減率となった。
① サービス業の重点分野の開放 |
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●金融分野において、 ●インフラ分野において、 |
② 製造業、農業の参入緩和 |
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●製造分野において、 ●農業分野において、 |
③ 引き続き先行試験の実施 |
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●医薬分野において、 ●教育分野において、 |
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