新型コロナウィルスによるビジネスの景況とレジリエンスのあり方-6
今回のCOVID-19の感染拡大を受け、将来におけるビジネスの不確実性と企業として求められる回復力(レジリエンス)のあり方について英国の調査会社YouGovと共に、APACの12の主要産業における上場企業、中小企業、多国籍企業、新興企業など様々な企業形態の1,050社の経営幹部に対して調査を行いました。
このコラムではその調査結果を6回に分けてお伝えいたします。
皆さまのCOVID-19対策をはじめ、今後の企業活動におけるガバナンス、リスク管理、コンプライアンスの構築・運用にご参考いただけると幸いでございます。
これからの課題:日常業務をいかに保護するか
COVID-19の発生により、企業の規模や業種・業態を問わずビジネスの混乱に備えていないことが報告されています。
さらに、今回の調査結果は、日常業務が非常に緊張している状態にあり、企業が財政的にも苦しい状況にあることを示しています。
一方、リスクヘッジの手段として、企業は新しい市場でにおける事業運用能力の多様化を目指しています。
しかしながら、ほとんどの場合、このような企業が取ろうとしているステップは、参入しようとしている新しい市場のみに特化するものではありません。
つまり新しい市場か否かによらず、企業はいつでも前例のない予想外の課題に直面するリスクにさらされているのです。
ビジネスのレジリエンスを高めるために:事業再編、アウトソーシング、オフショアリング
今日の世界経済では、あらゆる規模の企業が事業再編、国をまたいでのアウトソーシングやオフショアリング、グローバル市場でのビジネスの確立を行っています。
これらは「リスク管理戦略」という側面に照らし合わせてもいくつかの利点があり、引いてはこのようなリスク管理により収益性の高いビジネスの成長を目指すことができます。
たとえば効果的なアウトソーシングとオフショアリング戦略は、企業に資産と業務の多様化の重要な手段を提供することにもなり得ます。
何故ならこのような手段を講じることで、公衆衛生危機や自然災害などの予期せぬ出来事から企業の収益を守ることができるからです。
今回のCOVID-19感染拡大の中で学べることのひとつとして、グローバルビジネスを展開していくために企業に求められることは、グローバル市場全体の新しいトレンドを活用することだけではなく、ビジネスを安全に運用すること、つまり「ある市場または地域で混乱が発生した場合、その対応措置として別の市場または地域に事業を移転する」、ということも実行できるような柔軟性と機敏性だということに気づかされます。
新しい市場に参入しようとする企業には、地域のビジネス環境、税務や労働規制、その他事業運営に必要な様々な事項を推進するために役立つ専門知識と、そのような知識や経験を持つ強力なパートナーが必要です。
あなたのビジネスを何が何でも守る、今こそ真剣に考えてみませんか?
レポートダウンロードのご案内(無料)
トライコー・グループでは、APACのビジネスが新型コロナウィルス(以下COVID-19)によってアジア太平洋地域のグローバル企業1,050社を対象にに対して、緊急アンケートを行いました。
当レポートではアンケート結果をもとに、今、受け止めるべき「ビジネスの不確実性」と「企業として求められる回復力(レジリエンス)」のあり方について述べています。
以下URLより無料にてダウンロード可能です。
https://tricor.group/
皆さまのCOVID-19対策をはじめ、今後の企業活動におけるガバナンス、リスク管理、コンプライアンスの構築・運用にご参考いただけると幸いです。
お客様が新しい市場に対する戦略的なチャレンジに直面した時、トライコー・グループはお客様の財務、事業運営において、そのチャレンジの実現をご支援いたします。(トライコー・グループ グループCFO&COO Wendy Wang)
[お問い合わせ]
トライコー・ジャパン
アウトバウンドチーム
03-4580-2700(代表)
Email: outbound@jp.tricorglobal.com
Website: https://www.tricorglobal.com/(英語) https://tricor.group/(日本語)
日系企業の海外拠点1,000社超に給与計算や会計税務、企業秘書役等のサービスを提供
~ビジネスとコンプライアンスは繋がっている~