台湾で不動産をお考えの方へ
台湾での不動産をお考えの方に、知っておくべきポイントとサポートしてくれる専門家をご紹介する特集ページです。
はじめに
台北は日本人にとって、非常に住みやすい街です。日本人にとって世界トップレベルの住みやすさと言っても過言ではないでしょう。台湾は、世界有数の治安の良い国であり、日本人が台北に来て、日本より治安が良いのではと感じる人が多い程です。また、台湾は世界屈指の親日国家であり、台北市内では日本語を話せる人が多く、日系のデパートやコンビニ、外食チェーンなどが街のいたるところにあります。文化や価値観も日本人と相似する部分が多く、台湾が快適すぎるため、日本に帰りたがらないという駐在員は後を絶ちません。
そんな快適な台湾ライフを送る為に、非常に重要になってくるのが住居の問題です。台北に滞在経験があり、物件所有者と交渉できる語学力がある方はあまり問題ないかもしれませんが、台湾への初渡航で、短期間のうちに自分に適した住居を探さなければならない方も多いでしょう。ここではそのような方々のために、台北で部屋探しをする際のアドバイスをさせていただきます。
台湾の居住エリアと家賃相場についてについて
台北市は東京23区の半分ほどの面積しかなく、その中に多くのオフィスや商業施設、政府機関や学校などが密集しています。そのため近郊の新北市に住みながら、台北の会社や学校に通う人は非常に多く、実際に新北市の人口は台北市の人口を大きく上回っています。とはいえ、勤務先や子供の学校へのアクセス、買い物の利便性などを考慮して、台北市内に住む日本人駐在員が非常に多いです。ここでは、台北市内の日本人駐在員の方に人気の居住エリアを4ヶ所ご紹介します。
①中山区
台北市は東京23区の半分ほどの面積しかなく、その中に多くのオフィスや商業施設、政府機関や学校などが密集しています。そのため近郊の新北市に住みながら、台北の会社や学校に通う人は非常に多く、実際に新北市の人口は台北市の人口を大きく上回っています。とはいえ、勤務先や子供の学校へのアクセス、買い物の利便性などを考慮して、台北市内に住む日本人駐在員が非常に多いです。ここでは、台北市内の日本人駐在員の方に人気の居住エリアを4ヶ所ご紹介します。
ビジネスマンや学生たちが、職場や学校まで徒歩圏内で行けることをメリットに、シティに住む方が大半ですが、家賃はシェアであっても非常に高くなります。メインストリートである、George St(ジョージストリート)を少し下り港の方へ行くと、ダーリングハーバーという素敵な港があります。そこにはIMAX(巨大スクリーンの映画館)があったり、オージービーフステーキやハンバーガーで有名なレストランが軒を連ね、Wildlife(ワイルドライフ –動物園)、Sea Life(シーライフ –水族館)などの観光客に人気のスポットも多くあります。
②信義区
信義区は、台北の南東に位置するエリアです。台北101や世界貿易センターを中心に多くのオフィスや商業施設が建ち並び、このエリアは台灣一近代的発展を遂げているエリアと言っても過言ではありません。統一阪急や新光三越などの日系デパートや、世界の高級ブランドが密集しているこのエリアは台北の銀座としばしば比喩されます。
③天母
天母は、台北市北部にある高級住宅街です。日本人学校やアメリカンスクールがあり、各国の大使館も集中しているため外国人居住者の多い地域です。日本人学校は小学部中学部合わせて790人の生徒が在籍しており、子育てのしやすさを考慮して、天母に在住する日本人は少なくありません。また太平洋SOGOや新光三越、大葉高島屋など日系のデパートがある為、日本食や日本製品も入手しやすいという利点もあります。
④大安区
大安区は台北駅のやや東、信義区の西に位置する区です。大安区の北側のエリアは「東区(ドンチー)」と呼ばれ、おしゃれなブティックやカフェやバーが数多くあります。また大安森林公園という市内最大規模の公園があるのもこのエリアです。公園内は緑豊かで、多くの動植物が生息し、早朝から太極拳やランニングなどをしに多くの市民が集まり、セントラルパークとしての役割を果たしています。 また、大安区南部は、台湾の最高学府である台湾大学や台湾師範大学など多くの大学が密集するエリアである為、上で紹介したエリアに比べて家賃や物価が安いのが特長です。日本料理や韓国料理、タイ料理など世界各国の料理をリーズナブルな価格で提供している店が多く、師大夜市や公館夜市などの夜市も充実しています。また、台湾大学や台湾師範大学は言語センターを備えており、言語留学の学生以外にも、社会人の方で中国語や英語のレッスンを受ける方が多いです。
台湾不動産の種類について
次に、台湾の一般的な住居の種類についてご説明します。
※相場は住むエリアによって異なります。
不動産の種類 |
特徴 |
賃貸住宅 |
台北在住の日本人のほとんどは賃貸住宅に住んでいます。台湾の賃貸住宅は一般的に、ベッドや冷蔵庫、洗濯機などの家具や家電が備え付けてあります。家賃は1Rの一人部屋で、「雅房(バス・トイレ共同の部屋)」なら6千NTD程から、「套房(バス・トイレ付き)」で8千NTD程からあります。しかし、上で紹介した中山区、信義区、天母区、東区などのエリアは、他のエリアより家賃が高くなっています。例えば、中山区の「套房」で1万5千NTDから2万NTD以上、信義区の高い物件は、東京の家賃相場を上回る程です。 |
戸建て |
台北市内は戸建てが非常に少なく、集合住宅に住むのが一般的です。しかし、近年郊外で「マイホーム」を購入する人が増えつつあり、新北市新店区にある青山鎮というニュータウンは、日本風の庭付き一戸建てが建ち並んでおり、その外観は驚くほど日本にそっくりです。しかし、家賃相場は非常に高く、市中心部からも距離があり、期間滞在の方の住居としてはあまり向いていません。 |
ルームシェア |
最近日本で人気のルームシェアですが、台湾でも若者や外国人の間でルームシェアは人気があります。台湾のルームシェアは多くの場合、自分のプライベートルームが一部屋あり、トイレやキッチン、ベランダ等をルームメイトとシェアするスタイルですが、中にはバスルームが自分専用だったり、キッチンが無かったりと条件は様々です。ルームシェアのメリットとして、家賃が比較的安いこと、台湾人や色々な国の人々と交流できる事などが挙げられます。また、料理好きの方にとって、低予算でしっかりしたキッチン付きの部屋に住めるのも大きな魅力の一つです。逆に、ルームメイトとのトラブルが発生する事も少なくないので、その点は注意が必要です。ルームシェア情報は、facebookのページや掲示板などで調べ、直接管理人やルームメイトと交渉するのが一般的です。 |
立地や建築年数、間取り、備え付け家具の充実度、セキュリティー、駐車場の有無等の条件によって家賃の金額が変わってきます。まずは希望条件を整理し、物件探しを始めましょう。
日本の不動産仲介サービスとの違いについて
台湾の不動産と日本の不動産は異なる点がいくつかあり、ここで紹介したいと思います。まず最初に気をつけていただきたいのが、台湾の物件の面積についてです。台湾の物件の面積は坪単位で提示されますが、この坪数の中には共有スペースを部屋数で割った面積も含まれています。そのため日本人の感覚だと、坪数に対して物件が狭く感じることもあると思うので、その点に注意しなければなりません。
次に、台湾にも敷金や礼金はあるのかと疑問に思う方もいらっしゃるかと思いますが、台湾で部屋を借りる際は、日本の敷金にあたる保証金を支払う必要があります。保証金は、一般的に家賃の2ヶ月から3ヶ月分です。基本的には、入居中何も問題がなければ、退居時に全額返金されます。基本的には礼金はありません。
また、台北で部屋選びをする際、一般的なチェックポイント以外に以下の点に注意してください。
・トイレに紙を流せるかどうか? → 流せないところが多いです
・浴槽に窓があるか? → 浴室に窓がない物件が少なくありません
・ゴミ置き場はあるか?
→台北では毎日決まった時間にごみ収集車が通り、自分でゴミを捨てなくてはなりません。
しかし、マンションにゴミ置き場があれば、その手間が省けます。
・暖房はついているか?
→冷房のみの物件が多いです。台北の冬はかなり冷えるので、
暖房器具を別途に購入しなくてはなりません。
現在日系の不動産会社がいくつか台湾に進出しています。日系の不動産会社でしたら、契約時や入居後に問題が起こらないよう細く説明してくれる上、アフターサービス等の対応も丁寧な為、日系不動産会社に依頼して部屋を選ぶのが安全策です。
また外国語(中国語、台湾語、英語)に自信がある方は、不動産会社を介さないで自力で部屋探しをする方もいます。その方法の一つとして、「591房屋交易網」というインターネットサイトを利用するという手段があります。このサイトでは自分の住みたいエリア、希望金額、部屋の種類等を入力して、インターネット上で部屋探しをすることができます。このサイトを使えば、直接大家とメールや電話で取引ができる為、なるべく低予算で自分にあった部屋を探したいという方には、最適の手段であるといえます。しかし、仲介会社を介さない分、契約時や入居後にトラブルが発生する確率も高くなるので、その点は注意したいところです。
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