ミャンマー大統領府は5月末、米ドル需要を下げミャンマーチャットの価値を上げるため、国内の売買やサービスにおいて米ドルを含む外国貨幣ではなくチャットのみを使用するよう通達した。現在、ホテルや観光業、貿易関係、外国に関わる会社などの多くがドルを扱っている。
ミャンマー銀行協会会長のテイン・トゥン氏は「国際的に見れば、国内の売買で自国の貨幣のみ使用を許可する国が多い。法律にはまだ定められていないが、この変化を歓迎する」とコメントした。
ミャンマー中央銀行の副局長は「国内の流通通貨をチャットのみにするために中央銀行だけでなく政府各省、各地方自治体、経済組織などが協力することが必要だ」と述べた。