2015年05月23日
独立行政法人日本貿易保険(NEXI)による在緬日本企業を対象とした海外投資保険制度に加入する企業が増加していることが日経新聞の報道で明らかになった。現在、日本企業のミャンマーへの投資総額は4億9,700万ドル(=約596億円)に上る。経営状態が不安定な企業、災害・紛争・テロ対策のために加入する企業が今後も増えると見込まれている。
海外投資保険は戦争や自然災害、地元政府の政策変更などで、事業に損失が発生した場合にその損失額が補填される。NEXIによると、ミャンマーはイランやアフリカ諸国に並んで投資リスクが高い国と指定している。
昨年9月、住友商事はKDDI社と共にミャンマーの通信事業へ参入した。NEXIはテロや自然災害などで住商から合弁会社への出資が焦げ付くリスクを投資保険で引き受け、住商が出資する約500億円のうち、95%まで補う。