ベトナムのEコマースですが、市場規模が2013年の段階では$22億アメリカドルと日本の約50分の1となっていますが、今後の大きな成長が期待されています。VECITA (Vietnam e-commerce and infomration technology agency)によると2015年には最大で倍の$43億アメリカドルまで成長すると予想されています。Eコマースの利用者は全国民の21%と比較的高い割合になっています。
Eコマースについては大手ではLasada、Tikiなどの企業があげられます。また大手だけでなく、個人がFacebookなどで商品の売買をするような例も増えてきています。カテゴリーとして人気なのが衣服・化粧品などのファッションに関する分野です。これらの分野の割合が高いのは、特に小売店での品揃えが乏しい、価格が高い・・といった不満が背景にあると考えられます。ファッション関係の分野のオンライン人気が高いこともありベトナムのオンラインショッピング利用者の6割が女性と言われています。
ベトナムではクレジットカードの普及がまだ進んでいないため、決済については”Cash on delivery” と言われる現金代替が主な手段となります。