料金が安く、好きな時間にレッスンが受けられるオンライン英会話。
セブ島を中心にスカイプ英会話の起業ブームがありましたが、現在は群雄割拠の時代。日々、地道に会員数を増やして行く手法では事業が伸び悩み、大型の広告予算を持って一気に会員数を集める資本力がないと勝てないフェーズになってきました。
未だにSkype英会話の進出で相談されることがありますが、私はこのように回答しています。「資本はありますか?広告予算はありますか?」現時点でもSkype英会話はモデルとしてすでに下がる市場となっています。Skype英会話が流行り始めたとき、一気に100社以上の会社が、フィリピンで事業展開しました。その中で現在残っているのは、20社程度です。どの会社も軽い気持ちでフィリピンに来て、Skype英会話事業を立ち上げたが、「優秀な先生の確保ができない」「インフラ、特にネット環境が遅く、勉強にならない」「広告予算がないので、生徒が集まらない」「電気代が日本と変わらないくらい高い」などの落とし穴がたくさんあり、多くの企業様が撤退しています。
その中でも生き残っている企業は、先日マザーズ上場した「レアジョブ(マカティ)」がパイオニアとして先頭を走っています。その他にも「ぐんぐん英会話(マカティ)」「ラングリッチ(セブ)」「QQ English(セブ)」「DMM英会話」があります。
では、この中で1番進出が遅かった「DMM英会話」は、どのようにしてSkype英会話市場に食い込んできたか、見てみましょう。
■ 莫大な広告予算(特にリスティング広告)を使い、認知度を一気にUP
■ 業界最安値1レッスン(25分)81円+無料体験2レッスン実施中!(月額料金50%OFFキャンペーン)
■ 先生の獲得にも費用は抑えず、映りがいい美女&美男を集める。
DMM英会話がTOPに入ってきたのは、他とは違うコンテンツ力と資金力です。マニラ、セブ、ダバオで講師の確保をするための事業展開はすばらしいスピード感でした。(フィリピンの首都マニラだけで、Skype英会話をしているとユーザーは思っているかもしれませんが、マニラ以外にもセブ、ダバオにつながっている可能性もあるでしょう。)
もし、今のSkype英会話で勝ち残っていくのであれば、ジャンルを絞った戦略、他には真似できない差別化、または集客後の展開をどのようにするかが鍵になってくるでしょう。
集客後の展開というのは留学などです。Skype英会話だけではなく、留学に繋げられるような事業展開が、今後は重要になってくるでしょう。
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