中国のオフィス相場は、国土が広いので平均値を取れば非常に安いのですが、主要都市だけを対象とすると世界的にも非常に高い部類に入ります。
2014年度の世界126市場を対象とした調査によると上位10位の中に中国が4地域も入っているという事実があります。理由は様々な点があげられてはいますが、その中の一つには優良物件の供給不足があげられています。優良物件の供給が増えれば需給バランスが整い賃料の高騰も緩やかになると思われますが、現時点ではこの供給不足によって地域相場が押し上げられているのが現状です。
4地域のうち2つは香港(中環と西九龍)、残りの2つが北京(金融街と中央商務区)でとなっています。
平均賃料は以下:
香港・中環:234.40US$/平方フィート
香港・西九龍:170US$/平方フィート
北京・金融街:197.05US$/平方フィート
北京・中央商務区:186,67US$/平方フィート
<参考までに>中国の他の地域の平均賃料は以下:
上海・浦東:119.50US$
上海・浦西:111.69US$
広東省・広州市:74.84US$
上記のように中国本土について言えることは、北京と上海の2つの都市が圧倒的に賃料は高いという特徴があり、その相場観は日本のそれと大差ない印象です。ただしこれらの相場は中心部の極端に高い相場によって全体的に平均値が押し上げられる傾向がありますのでご注意ください。
具体的なご質問がある場合には、下記より専門家へのお問合せが可能です。
→中国の不動産事情特集
なお、弊社では以下のような個別ご相談会も随時、開催しております。ぜひお気軽にご相談ください。
ヤッパン号を運営するIshinSG代表が応える「アジア進出相談会」