ノミニーサービスとは簡単に言えば名義貸しサービスのことで名目上の株主や取締役を指します。
日本には存在していないシステムのため馴染みづらいシステムのように思われる方も多いですが、世界的には導入をされている国も多いサービスです。サービス開始の発端は「セキュリティー」です。
ノミニーサービスを利用すれば香港で起業する会社の株主や取締役の登記上の名前がノミニーの名義になり、個人情報への外部からアクセスを遮断する役割を果たすことになります。
ノミニー株主を利用する場合などの実際の株の権利などを保証するためには別の公的証書にあたるDeclaration of Trustなどを利用することになります。その他に多くの注意点などがあり、またノミニーは悪用されるケースもあるため、その利用目的や手段についてもしっかりと弁護士や会計士からアドバイスをもらいながら行なって行く必要があります。
一方で、上記のようなセキュリティーのためのノミニーサービスとは別の種類のノミニーサービスも存在します。香港の場合には必要にはなりませんが、諸外国の場合は法人を設立する際に現地居住者の取締役が一定数以上求められるケースなどもあり、そういった際の名義貸しのサービスも存在しており、これらも「ノミニー」サービスと呼ばれます。
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