2013年12月18日
カーエアコン製造の日本クライメイトシステムズがマレーシアに進出する。
合弁相手は自動車部品の生産などを手掛けるザダコープで、ザダコープが60%、日本クライメイトシステムズが40%を出資する。現地政府が部品の現地調達率や現地企業との合弁などを条件に税制優遇策を進めていることから合弁会社を設立、工場はすでに同グループがケダ州クリムに所有する倉庫を活用し、日本クライメイトシステムズの組み立てラインなどを整備する。
生産するのは主力のカーエアコンシステムで、自動車のエンジンルームに搭載する部品で、外気と部品内で暖められた空気を混ぜ合わせ、最適な温度を保つ「ヒーターユニット」と呼ばれる部品などを生産する。日本クライメイトシステムズは熱を持った冷媒を送る部品「コンプレッサー」などを含め、カーエアコンシステムをトータルで提供できることが強み。これまでマツダのマレーシアの工場には国内から部品を輸出していたが、合弁会社に生産技術を提供し、現地生産に切り替える。来春にも稼働を始め、マツダの現地工場に供給する。
ニュース提供元:海外進出ニュース